新入社員研修 仕事の在り方について考える
皆さん初めまして
今年度、株式会社ダイキアクシスに入社致しました宮田健嗣朗です。
現在、環境機器事業本部環境機器事業本部の上水事業部に所属しております。仕事内容は、地下水を飲める水にすることです。
自分たち新入社員は、この特殊な状況によってオンライン上での研修を行いました。
従来のオンライン研修であれば、パソコン画面を見て受動的に学習することでしょう。
しかし、自分たちが講師と受講者の両方の役割を担い、今年の新入社員オンライン研修を行いました。
以下の自分の経験談を通して皆さんのこれからの行動の手助けになれたらと思います。
お題発表
「新入社員が受講したいと思う研修を提案し、その研修資料を作成してください」
2020年4月17日、5人一組のチームが約3週間で1日7時間、計5日間の新入社員研修のカリキュラムを構築し、同5月18日から20日の3日間の内の1日を研修講師として担当しました。
3日間の発表期間で取り組む研修内容は今年度入社した新入社員15名で選定し、ロールプレイング形式にて受講に臨みました。自分のチームは3日目を担当し、残りの2日間は受講者として受講しました。
チーム内活動経過
自分たちのチームでは全体目的を『受講者主体で実践することができる』研修を設定しました。
その理由は、従来のオンライン研修で行う個人単位にのみ焦点をおいた研修内容は受講者が受け身のみでの学習であると考えられます。
自分たちは従来の研修内容を採用せずに、グループワークと対話を重点項目として設定することで受講者が主体的に学習できると推測できるため、全体目的を以上のように設定しました。
カリキュラム構築期間では、チームメンバーで研修全体の目的と研修項目のアイデア及びその分担を行い、メンバー個人で資料、ワークシートとタイムスケジュールを考案しました。
4月中にカリキュラムの骨組みと研修を行う上で必要な知識収集を行い、5月上旬に研修内容と時間配分の精査及び微調整をチームで行い、研修担当者から研修資料の添削を頂きました。
添削を通して、伝えたい情報量と取得できる視覚情報、伝えるべき言葉の選定が重要であることに気づきました。
研修当日
5月20日、発表当日で自分たちのチームが講師担当を行いました。
午前の部では、「身だしなみ、食事バランスと社会人意識」、午後の部では「キャリアに対するプランとマインド」の二本立てで行いました。
自分は午前の部ではチャットを通しての時間配分管理と補足知識の投稿、午後の部では講師としてキャリアに対する考え方についてレクチャーしました。
気づき
以上の経過を通して、『仕事の在り方』について新入社員ながら省察し、次の三点について今後の仕事に対する基盤として取り組む必要があると考えております。
・コミュニケーションを通して会議内容や方針を議事録として記録するべきである
・あらゆる仕事に対して段取りを構築し、期限までに最大の実力で必ず完遂する
・結果及び実績を示せない仕事は仕事として成立しない
これら三点を主張した理由は二つあります。
1) 過去の記憶に頼ることで意思疎通の齟齬が潜伏する可能性があるからチームを構成するメンバーの数だけある事柄から解釈できることがあります。例えば『きれいな水』ひとつを取り上げるのも超純水や飲料水、蒸留水など様々な『きれいな水』として言えると考えられます。そのため、共有していない経験を口頭で述べるより文章にすることで解釈と統一できると考えられます。
2) チームや事業に対して貢献できているかわかる要素は結果のみであるから結果に反映させるためには正しい過程、ひいては行動や態度を構築する必要があると考えられます。結果を示せていないことは、正しい過程を構築していないと同義であると言い換えることができると考えたためです。
この研修期間を通して、自分の特性で如何にして結果を示すことができるのか考えることができました。
この省察より、『仕事の在り方は、結果を示すこと』であり、結果を示すためには自身の考え方を文字に記すことであらゆる面で俯瞰して取り組む必要があると結論付けました。
また、あらゆる面で俯瞰して取り組むために『仕事のアウトライン・段取り』を重点的に考え抜くことが大切であると考えられます。
研修を終えて
直近の研修を終えて、『仕事のアウトライン・段取り』の構築方法についてより深く考える必要があると考えました。
そこで、構築方法の善し悪しについてケーススタディを通して議論する必要があったのではないかと振り返っております。
この特殊な状況を経て、入社してから約50日間『仕事の在り方』について真摯に向き合える濃密な時間を獲得できる機会は後にも先にも実現しえないと振り返っております。
この貴重な時間を頂けたのも、この会社の偉大さと実績があるからであると考えております。
一組織人として将来の後輩に自分がこれまで与えられたことより多くのことを与えられる人財でありたい所存でございます。
拙い感謝の意を内に込め、この記事に筆を置き、仕事に没頭します。