
Photo by
rys1_k
ぬるぬる走ったことをお伝えするって話。
心拍数が135ー145の範囲に収まるように走ろうと決めて3ヶ月弱が経つ。
たまには130未満でぬるぬると走ってみようとおもってやってみた。
心拍数をひくくおさえるためには、ペースを落とさなければならない。結局キロあたり何分くらいで走れるのだろうか?という話になる。
走り始めて最初の2キロすぎまではキロあたり7分10秒くらいで、だんだん心拍数が上がってくるのでペースを落とし、最終的には8分くらいになっていた。
ペースを落として走っているのでそれほど辛くないかと思いきや、それがそうでもなく、地味にダメージが蓄積してくる。そして、とてもイライラする。
このイライラをうまいこと抑制しながら走るのがとてもしんどかった。少し油断すると、俺はこんなもんじゃない、というええかっこしいサイドのエゴ強めモードが顔をのぞかせてくる。
理性だぞ、理性、今日は130以下で走ると決めたんだ。俺は大人だ、きまりは守れる人だろう?と放っておくと勝手に走り始める身体を脳みそで抑え込む、理性と感情の葛藤。おお、啓蒙思想じゃないか。
こんな簡単な自己抑制すら難しいのだから完璧な合理主義なんて望むべくもないよな、と現代社会を作り上げてきた万物の霊長我らホモ・サピエンスが抱える本質的な弱点に思いを馳せ、青く澄んだ晩冬の空に人類の未来をすこしだけ憂いた。
んじゃね!
いいなと思ったら応援しよう!
