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数学と物理学とランニング
三つほど、内容の違う話をする。後に全部つながる。基本的にはランニングの話である。
話のゴールは以下のようなこと。つまり、スムーズというか、身体にあんまり無理がかからないというか、「効率的な走り方」ってのが多分あるはずで、そんな模範的な走り方というのがおそらく数学的に(物理学的に?)も正しかろうというような、そんな話。
とはいえ当方数学者でも物理学者でもましてやプロランナーでもないんで、あくまでもそれっぽいってだけの話だし、もし正しかったとしたら、多分もうすでにたくさんの人がこんなことはすでに知っていて実践しているだろうとも思う。あくまでも個人的気付きだ。そんな話と思って読んでもらいたい。
走り方の話
さて、ネットで「正しいランニングフォーム」なんて検索してみると、だいたい以下のようなことが書いてある。曰く、
・腰の位置を高く保つ
・体の軸をまっすぐにする
・膝を伸ばして重心の真下に着地する(諸説あり)
などだ。
特に、膝と腰を曲げて着地するのは良くない!と、存在しないはずの監督が口をすっぱくして注意してくる気がするほど、あたしのインスタには膝を伸ばして腰を高くして体軸をまっすぐにするようお勧めしてくるランニングアカウントからの諸注意がわんさか届くのだ。
だいたいその手のインスタ投稿には「30kmから足が重くならない走り方!」とか書いてあるんだけど、そもそも30kmも走れないから、ハン!あたしにゃ全然関係ないわよ、と斜に構えていたりして、
でも実際マラソン映像なんか見てみると確かにみんな膝曲げてないし、腰の位置高いし、大変滑らかに走っている。
騙されたと思ってそれっぽくしてみると(本当は動画でも撮ったりして確認したりこういうところにアップしたりするのがいいと思うんだけど、なんせズボラなもんで、すんません。)、確かに軽い気がするのである。
いや、もちろん30kmは走れない。膝を伸ばして腰を高くしたら誰でも30km走れるなら、フルマラソン競技の走行距離は75.283kmくらいになってるだろう。だからそんな走り方を真似たところで30kmどころか10kmも走れば足より先にグリコーゲンが切れちゃって走れなくなるんだけど、それでもなんかいい感じな気がする。
これは一体どういうことなのか。一応研究者の端くれなので、なんかそれっぽい説明を付けたくて、色々考えてみた。(でも多分ネットに答えは載ってる。)
数学の話
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