✨ かわいいオノマトペ帳(採集編) vol.6
月曜日になりました! きょうは「かわいいオノマトペ」の採集をやっていきますよ〜。
「可愛さ重視のオノマトペ帳」をつくるため、今年の2月に始まったこの企画。毎週月曜日に「可愛いな〜」と思ったオノマトペを5個ずつ選んで、アレコレ語っています。いまのところ、コレクションは25個まで増えました!
それでは、さっそく集めていきましょ〜!
26. ぽんぽん
意外と出ていなかった「ぽんぽん」というオノマトペ。頭を「ぽんぽん」される、ボールが「ぽんぽん」ハネる、なかなかの破壊力があります。この音を聞いて思い出すのが、きゃりー(ぱみゅぱみゅ)ちゃんの『 PON PON PON(2011年)』という楽曲。かなり初期のころだとおもうんですけど、まさに「ぽんぽん」という音を使ったポップな可愛さが前面に出ています。しかも、なんかまるっこいんですよね。明るくて、角がない。ぽよんとやわらかい感じさえあるような気がします。おなかを「ぽんぽん」と言ったりするのも、これだけで長文が書けちゃいそうなくらいかわいいです笑。
27. もちもち
お次は「もちもち」にしてみました。これも、かなりの「王道かわいいオノマトペ」な予感です。まずは、食感ですよね。「もちもちしてる〜」「これ、もちもちだね!」いままで何回耳にしたかわかりません。「もこもこ」同様、まるみのある「も」と、粘度?ほどよいくっつき感のある「ち」が、交互にくりかえされることであの特定の食感を表現しています。これも、口の動きが関係しているのかなぁ。「も」に弾力があって、「ち」で一度かみちぎる。そんな感じでしょうか。いくらでも話を続けられそうなので、先へ進みましょう笑。
28. きらきら
続いては「きらきら」です。輝きを表現する音として、右に出るオノマトペはいないんじゃないでしょうか。光のなかでも、スポットライトみたいな一点の光ではなく、夜景やラメのようにたくさんの光が散りばめられている感じがしますよね。乱反射でしたっけ。小さな光がたくさん集まることで、どんどん輝きが増していくような、魔法にいちばん近いオノマトペと言えるかもしれません。実は、この『 ✨ かわいいオノマトペ帳 』シリーズの絵文字にも「きらきら」を使っているんです。なんか、オノマトペを代表する存在かなぁとおもって。
29. つんつん
このシリーズは、似ているオノマトペ同士で比較するのも楽しいんですよね。今回「ぽんぽん」が出てきましたけど、同じ「ん」を使った「つんつん」を取り上げてみました。交互に「ん」が入るところは同じなのに、「ぽんぽん」と「つんつん」では全然ちがう印象があります。「つんつん」は、すこし尖ってて、かたい感じ。けど、刺さるってほど鋭利ではない。指先で「つんつん」と触るとき、突き刺そうとはおもいませんもんね笑。うん、なるほど。かたさにも程度があって、尖りすぎてないところがコミカルな可愛さにつながっているのかも。
30. ぷいっ
最後は「ぷいっ」という音を選びました。よく不機嫌なときの首を振る動作で使われたりしますよね。この「ぷ」は、ほっぺのふくらみということでいいのかな。そのふくれた顔を左から右へ(あるいは右から左へ)素早く動かす感じを「いっ」で表現してるんでしょうか。怒っているはずなのに「ぷ」の音が滑稽すぎて、全然重たい雰囲気になっていません。なんか、すぐに許してくれそうな気がします笑。でも、ちゃんと謝っておきたいところですよね。もしこちらの落ち度で怒らせてしまったのなら。
今回は、わりと王道のかわいいオノマトペが登場した気がします。聞き慣れたことばも意識してみると、まだまだ発見がありますね〜。みなさんも、日常のなかにある「かわいい音」を探してみてはいかがでしょうか? それではまた来週!