✨ かわいいオノマトペ帳(採集編) vol.8
火曜日ですね! きょうは、きのうやる予定だった「かわいいオノマトペ」の採集をしていこうとおもいます〜。
「可愛さ重視のオノマトペ帳」をつくるため、今年の2月に始まったこの企画。毎週月曜日に「可愛いな〜」と思ったオノマトペを5個ずつ選んで、アレコレ語っています。コレクションは現在、35個! 並べてみると、すごい量です笑。
それではさっそくいきましょ〜。今回の「かわいいオノマトペ」はこちら!
36. のそのそ
まずは「のそのそ」から。「のそのそ」でひとつのオノマトペって感じですけど、実際は「のそ、のそ、のそ」みたいに一歩ずつ、時間をかけて歩いているイメージです。みんなと比べたら「おそい」けど、じぶんのペースで前に進んでいくようなところが心をくすぐられますね〜。じぶんもわりと「おそい」タイプの人間なので笑。カメさんやゾウさんを思い浮かべました。
37. ふかふか
つづいては「ふかふか」を。これまた経験によってちがうイメージを持ちそうなオノマトペですね。まっ先に浮かんだのはお布団と、落ち葉の山です笑。どちらも空気を含んで、しずみこむほどやわらかく、あったかい。そんな共通点があるような気がします。「そのオノマトペを聞いて、ぐっすりねむれそうか?」という観点で見ていくのも楽しそう。前々から「あったかさ」と「かわいさ」には、なにかしらのつながりがあるとにらんでいます。
38. すくすく
つぎは「すくすく」。育っていく様子を表現するときによく出てきますよね。植物にも使うし、赤ちゃんにも使います。ふとおもったのが、この「すくすく」って幼いときからの成長に対してのみ使われるんですかね。というのも、たとえば立派に大きく育ったヤシの木を見て「すくすく育ってくれよ〜」なんて言わない感じするじゃないですか笑。てことは、ゼロからの成長を見守るときのオノマトペなのかなぁって。そう考えると「すくすく」育っている対象(植物や赤ちゃん)もかわいいし、そうやって声をかける(見守っている)側にも可愛さを感じます。
39. ぴよぴよ
成長つながりで「ぴよぴよ」を選んでみました。ひよことか、小さい鳥の鳴き声としてよく使われますよね。小鳥の鳴き声を思い出してみると、たしかに「ぴ」って感じの高い音を出していた気がするんですけど、今回気になったのは「よ」のほうです。「ぴ」につづく音として、絶妙な選択じゃないですか?笑 もう、これ以外にないって感じです。あ、でも口にしてみてわかったのが「ぴ」のあとに「よ」って言おうとすると、自然に口が開きますよね(「お」の口になる)。この閉じては開く動作が、小鳥のさえずり自体を見事に再現しているのかも!?
40. めろめろ
さいごは「めろめろ」です。けっこう可愛さ強めなオノマトペの代表格って感じがしますよね。なにかに夢中の状態を「めろめろになっている」と言ったりします。反対に、夢中にさせることは「めろめろにする」と言ったり。調べてみると「メロメロ」には「打ちのめされる」「しまりがなくなる」といった意味があるそうです。判断力が弱まったり、ちからが抜けちゃうイメージでしょうか。勝ち負けは「かわいい」の世界から遠いイメージだったんですけど、この「めろめろ」に関しては「負け」を可愛く表現できているような気がしました。
今回はこんな感じです! 5つのオノマトペをつなげて、ちょっとしたストーリー仕立てにできそうだな〜なんてことをおもいながら書きました。たとえば「のそのそとたしかな足どりで、ふかふかの土を歩きながら、すくすく育ったお花畑を通り抜け、出会ったぴよぴよ泣く鳥に、恋をしてめろめろになった」みたいな感じです笑。なんか、絵本にありそうですよね。オノマトペばなし。きょうもまたオノマトペのおもしろさが広がったような気がします。それではまた来週〜!
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