✨ かわいいオノマトペ帳(採集編) vol.5
おはよーござます! きょうは月曜日。「かわいいオノマトペ」のコレクションをする日です〜。
「可愛さ重視のオノマトペ帳」をつくるため、先月から始まったこの企画。週に1回、5個ずつ「可愛いな〜」と思ったオノマトペを採集してアレコレ語っています。これまでの4回で、もう20個のコレクションになりました!
それでは、きょうも集めていきますよ〜! そろそろ前回とかぶらないように気を付けていく必要がありますね笑。
21. もぐもぐ
きょうは「もぐもぐ」からいきましょう。食べるとき以外で「もぐもぐ」を使える状況ってあるのかなぁ。それくらい、ものをかむときの音って感じがします。音だけ見ると「ぐ」とか強いし、可憐さは特別ない気がするんですけどね。おいしそうに食べているシーンが浮かんで、可愛くおもえてきます。しかも、ただ食べているだけじゃなく、「もぐもぐ」しているという。すぐに飲みこめていない、ほっぺをふくらませている、そんな食べかたまで想像できるような音です。口ごもるときの「もごもご」と似ているのも気になりますね〜。
22. ぴょこん
お次は「ぴょこん」にしてみました。言わずと知れた、かわいいオノマトペの代表って感じです。まず、どうしたって「ぱ行」の音は可愛くなるような気がしませんか。そのなかでも今回、はじめて小さい「ょ」が登場しました。こーれは研究対象として要注目ですね。「ぴ」に「ょ」を合わせることで、明るくポップな印象だけじゃなく、甘さというか、言ってしまえばガーリーな要素が足されているような。つまり「ぴょ」だけでも相当かわいいんですけど、そこから「こん」でひとハネします。小さいものが、小さくジャンプした可愛さを、正確に表現する技量。一体だれが考えついたんでしょう。
23. てくてく
Vol.2では「とことこ」を採取しました。そのとき「小さいものが、小さく移動しているイメージ」って書いてたんですけど、「てくてく」もかなり似てますよね。「とことこ」よりも、すこしコミカルというか「おかしさ」が増しているような響きがあります。なんでだろう。「とことこ」がまっすぐスムーズに歩いているとしたら、「てくてく」はすこしクセのある歩きかたをしているような? アニメーションのキャラクター感。音から想像する「歩きかたそのもの」がちがう気がします。
24. すやすや
次や「すやすや」です。寝ているときのオノマトペ、なんだか平穏な音ですよね。持論として、寝ている状態がそもそも可愛いっていうのはあるんですけど、これも「ねむりかた」に特徴があります。すごいなぁ。ただ「寝ていること」で終わらず「どんなふうに寝ているか」まで表現されている。そんな日本語に、ちょっとした感動をおぼえます。具体的なシーンで考えると、寝息の小さな深いねむりって感じでしょうか。すっかり安心してねむりに落ちている様子が伝わってきます。
25. きょろきょろ
さいごは「きょろきょろ」と、辺りを見回すオノマトペにしてみました。首を左右に振るだけで、実際こんな音はしないはずなんですけど、なぜか納得してしまうフィット感があります。目だけを動かす「きょろきょろ」もありますかね。「きょろ」と言えばチョコボールの「キョロちゃん」を思い浮かべます。あの子もたしか、目が「きょろ」っとしてるから、そんな名前になったんだっけ。連想的に、困っている感じがするのも可愛さにつながっているんでしょうか。反対に「きょろきょろ」せず、しっかりと一点を見つめていたら、可愛さは減りますもんね笑。
おととい、娘を連れて動物園に行ってきたので、その影響(動物たちの動きに関する音)が色濃く出ています笑。今回の発見は、オノマトペにも「生きものが出す音」と「それ以外」があるんだなぁということで。やっぱり、生きものに関係ある音のほうが可愛く思えたりするのかなぁ。みなさんも、日常のなかにある「かわいい音」を探してみてくださいね。それではまた来週〜!