✨ かわいいオノマトペ帳(採集編) vol.10
月曜日になりました〜(投稿を忘れて火曜日になりました笑)。きょうは「かわいいオノマトペ」を採集する日です!
「可愛さ重視のオノマトペ帳」をつくるため、今年の2月に始まったこの企画。毎週月曜日に「可愛いな〜」と思ったオノマトペを5個ずつ選んで、アレコレ語っています。現在45個のコレクションも、きょうで50個に!
今回の「かわいいオノマトペ」はこちらです〜。
46. ぽかぽか
まずは「ぽかぽか」から。日差しを感じられるような、あったかいオノマトペですね。お風呂に入って「ぽかぽかする」と言ったりもします。体だけじゃなく、心も「ぽかぽか」することがあるっていうのが興味深い! よくマンガやアニメで、照れたときにほっぺが「ぽっ」と赤らむみたいなのありますけど、この「ぽ」っていう音になにかひみつがあるのかな。「ほかほか」とのちがいを考えるのも楽しそうです。強調するときに「ぽっかぽか」って小さい「っ」が入ったりするのも可愛さにつながってる気がします。ん、これはこれでべつのけんきゅうができるかも(小さい「っ」の可愛さについて)。
47. ひらひら
つぎは「ひらひら」にしてみました〜。札幌はついに?桜が見頃です。「ひらひら」といえば、葉っぱとか花びらみたいに「うすっぺらいもの」がリズムをつけて落ちていく様子を思い浮かべます。「ひ」と「ら」にそれぞれ、空気を切るような動きと、向きが変わる(裏返る)ような動きを感じたんですけど、どうでしょう?笑 ふたつの音が交互にくりかえされることで、見事にあの独特な動きを表現しているような気がします。考えたことなかったけど「ひらがな」の「ひら」であることも、軽やかな印象につながってたりするのかなぁ。
48. ぷにぷに
おつぎは「ぷにぷに」です。やわらかくて弾力のあるものを表現するときに、よく使われますよね。これまた「ぷ」と「に」が、それぞれ押しこむ動作とはね返す感じを表現してるような気がしました。似たことばに「むにむに」っていうオノマトペがありますけど、「ぷにぷに」のほうが表面はかたいイメージ? よりぷっくりとしたものというか、たとえば娘のほっぺは「むにむに」よりも「ぷにぷに」のほうがしっくりきます。あと「ぷにゅぷにゅ」も気になる存在ですね! 小さい「ゅ」を足すことで「ぷにぷに」よりもさらに奥へ押しこんでるような感触があるような。
49. もふもふ
つづいては「もふもふ」を採取してみます。ある程度のボリュームがあって、毛の長いものを触るときに使われたりしますよね。ワンちゃんとか、モップとか笑。お部屋に敷くラグなんかも、もふもふ具合で好みが分かれる気がします。これも「も」と「ふ」にそれぞれのイメージがあるというか、ボリューム感とふさふさ感みたいな。いま「ふさふさ」ってべつのオノマトペ使っちゃいましたけど笑、音の印象がうまいこと一致してる系のオノマトペかもしれません。前回「もっさり」を扱ったんですけど、同じように「も」の部分でボリュームを感じますね〜。
50. ぽっこり
さいごは「ぽっこり」にしてみました。ちょっとしたふくらみとかを「ぽっこりしてる」と言ったりしますよね。じつは個人的にいちばん好きなオノマトペで、日頃からよく使ってます笑。おなかいっぱいになったことを「ぽっこりなった」って言ったりとか。けっこうかわいいので、おすすめですよ笑。あと「突然あらわれた」みたいなときにも使えるみたいで、意外と活躍するんですよね。ここだけの話、これから起業しようとおもっている「かわいい会社」の名前にも、この「ぽっこり」を使っていたりします。ぽっこりと、みんなのアイディアを可愛く実現させる会社です。
今回はこんな感じになりました〜! ついに50個まで来ましたね。週に1回、5個ずつっていう地道なペースでも、時間をかけるとこれだけ増えるということを実感しています。この増えていく感じがうれしいんですよね。みなさんも、ぜひ身のまわりにあるかわいいオノマトペを探してみてください〜。それではまた来週!
おまけ:おすすめの「かわいい本」紹介
最近『なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?』っていう本を読んでて、おもしろかったので紹介したくなりました。まさに「かわいいオノマトペ」とか、日本語の「音のおもしろさ」について書かれた本です。小学生のぎもんにわかりやすく答えていくような対話形式になっていて、読みやすいしおもしろい! ぜひ読んでみてください〜(勝手に本の紹介コーナーおわり笑)。