第3話 32歳がセンター試験解いてみた
仕事中にインターネット接続が半日くらい途絶えてしまってマジでなにもできなかったので、ふと思い立って最新のセンター試験問題を解いてみた。
解いた問題は、現役受験生時代と同じ条件で、現代文・古文、世界史B、英語の3科目。漢文は当時の志望校の受験では不要だったので今回も受験していません。配点は、現代文(100)、古文(50)、世界史B(100)、英語リーディング(200)。
*英語のリスニングは今回は受験しなかった。
ちなみに自分は典型的な私立文系で、そもそも理系科目は高2で勉強をやめてしまってた。最近ドラゴン桜読んでて、もしかしたら勉強してみても良かったかもと思ったりもする。
ちなみにセンター試験は過去問がWEBで公開されているので、よかったら受けてみてください。以下のサイトはブラウザ上で回答・自動採点してくれるので便利でした。ただし国語は問題が掲載されていない(おそらく問題に使われている文章の著作権の都合か)ので、国語だけ大学入試センターのWEBからDLして受験してください。
さて、実際に受験開始。まぁ通して5割取れたらいいところかな?とか考えつつ問題用紙を開く。形式は当時から変わっていない。とても懐かしい。
まずは世界史から。
まぁそもそも細かい人名とか事件とか覚えているわけないよねって思っていたのですが、コテンラジオ聴きまくっているせいで、意外と解けてビビる。特に最近聴いていた第一次世界大戦あたりや、アメリカ史、古代中国あたりは意外と解けた。とはいえ、やっぱり細かい制度の問題だったり、インドや東南アジア史はダメダメでした。
それと、一つ驚いたことがあった。問題の中に、「上記の文章を読み、そこから正しいと言える事柄を示した文章を選びなさい」といったものがあったのだ。思わず「これじゃ現代文の問題じゃねーか」って突っ込んだ。世界史でこの問題を出す意味ってなんなんだろう…?
次に現代文・古文。
正直なところ、現代文はかなりできた感覚があった。というか、冷静に考えたら高校生よりも社会人のほうが日本語の文章を読んでる総量が多いはずなので、そらできますわと思います。評論文・小説いずれもけっこう高得点を狙える感触があった。
ただ、古文は本当にわからなくなっていた。どうも帝が山にあるお寺に行って、お妃を探しに行くみたいな話だったようなのだけど、途中から老人とか出てきて、姫は?ってなる。まぁこれについては仕方ない。社会人になってから古典に触れることなんて世界史以上にないし。
次に英語。
そりゃアメリカ赴任してる私なので、もはや満点狙いでないといかんでしょう。意を決して問題を開くと、自分の知っているセンター試験の問題形式ではなくなっていて、長文読解が延々と続いていた。TOIECみたい。
自分としては、文法問題やボキャブラリーが懸念だったので、かなり追い風!実際に問題を読んでみても、メールのやり取りや旅行の企画書、ボランティア活動の紹介など、割と身近な題材を元にしていて取り組みやすい。難解な単語が出てくるわけでもなく、慌てず読み込めば十分正解できる。これもなかなか良い点がとれたかなと言う感覚でした。
センター試験の英語の問題はどこかのタイミングで大幅に形式が変わったと聞いたけど、この変更は個人的に非常に好印象でした。なぜなら実際に英語でのコミュニケーションをする上で実際に使いそうな知識を問われていると感じたから。中学生の時に、文法問題で「SVOC」とか「SVOO」みたいなのがあったけど、あれ実際の会話で使うこと皆無なのでマジで無駄ですよ。いまの試験で問われるようなもののほうが全然いい。理想的にはスピーキングとかあればもっといいのでしょうけど。
というわけで、3科目無事に終了しました。業務時間中になにやってるんだろう。
結果は以下の通りでした。
現代文 86/100
古文 26/50
国語計 112/150
世界史 53/100
英語 160/200
3科目合計 325/450 (72.22%)
おお!!!意外といけたやん!!!
やっぱ科目に助けられましたね。国語と英語はどっちもバリバリ使ってるからそこまで忘れていない。世界史についてももっとダメダメかと思ったけど、完全にコテンラジオのおかげですね笑 知ってる歴史から推測で解いた問題が意外とあたったりしていた。
というわけで、32歳でセンター試験を受けたら、7割取れました。私立のセンター利用受験でいうなら日東駒専くらいは受かるのかな。MARCHで8割とかなので。
また暇なときに受験しよう。みなさんもぜひ。