【闘病猫日記】飼い猫が癌になりました
2020年11月に飼い猫が癌(悪性リンパ腫)になりました。子供の頃から猫と暮らす生活は当たり前の環境で育ってきましたが、飼い猫が癌になるのは初めての経験だったので、時間が空けばネットで「悪性リンパ種」「治療方法と副作用」「余命」「費用」などについて検索して調べていました。
抗がん剤の副作用がキツくて闘病断念して1-2か月程度で命を落とす事例を見て落ち込んだり、寛解するまで回復した事例を見て勇気を貰ったりしたので、これから同じ状況になった飼い主さんの参考になればと思い、愛猫の闘病経過について定期的に投稿していきます。
愛猫のご紹介
我が家では2008年9月に同年6月頃に産まれた二匹の兄弟の日本猫を里親で家族に迎えました。
次元(黒)
・性格は控え目(ツンデレ甘えん坊)
・野生力が強い
・ルパンが放置するウンチを隠してあげる優しさ
・奥さんに懐いている
・12歳5か月で癌が発覚 ←今回の主題
ルパン(白黒)
・感情を素直に表現できるタイプ
・次元にちょっかい仕掛けて毎回負ける(懲りない)
・自分に懐いている(産後クライシスの心の拠り所)
・5歳で急性腎不全を2回発症して余命僅かと言われた
・が、奇跡的に回復して元気に過ごせてる
症状の検知
2020年10月頃から次元の目つき(左目)が少しキツくなった!?という印象を持ってましたが、当時は気のせい?程度であまり気に留めませんでした。
11月に入って額に小さな瘤みたいなものを視認できるようになったため、ルパンとの喧嘩の際に爪からばい菌が入ったのかと思い、去勢手術以来まったく縁の無かった動物病院で受診しました。
悪化する症状
瘤も小さかったこともあり抗生剤の服用で経過観測することなりましたが、症状は改善するどころか逆に顔面変形する位まで瘤が少しずつ大きくなり、ばい菌による膿ではなく癌の可能性を疑うことなりました。
癌の種類を特定するためにはCT検査が必要とのことで、全身麻酔の負担を強いることが次元のためなるのか?と悩みましたが、急速な症状の悪化から積極的な治療を行わなければ余命1-2ヶ月程度になる可能性を示唆され、また食欲も日に日に低下しているのが目に見えてわかったので、今後の対処の心づもりのために原因の特定まですることにしました。
癌の種類と治療方法
CT検査の結果、鼻腔の悪性リンパ腫であることが判明しました。この頃には顔の腫れも凄く大きくなり、ご飯を食べたい意欲は見せるものの鼻が膿で詰まっている影響からか餌を出しても匂いが嗅げず、食べるのを諦めてしまう日々を繰り返してました。
リンパ腫は抗がん剤治療が効果的で、約半年かけて投薬して総額60万程度かかるとのことでした。また本人の体力がないと治療を続けるのが難しくなるので、食事が取れているかが本当に重要で、そうでない場合は胃にチューブを通して直接食事を流し込む方法も提案されました。不安や抵抗感を感じつつも日に日に癌は体中に広がってしまうので、治療を開始してみて出てきた症状について都度検討する方針で、1月5日から抗がん剤治療を開始しました。
抗がん剤治療
次元に投薬する抗がん剤は以下の3種類です。
①ビンクリスチン:病院で注射(最初の1ヵ月は週1回、以降は3週1回)
②シクロフォスファミド:病院で注射(3週1回)
③プレドニゾロン:自宅で錠剤を飲ます(1日1回)
初回の投薬は悪性細胞が一気に壊れる影響の経過観察が必要とのことで5日の夕方から6日の昼過ぎまで入院しました。7日には下の写真の通り顔の腫れも無くなり、元の凛々しい表情が戻ってきて抗がん剤が効いてることを実感できました。
心配していた抗がん剤の副作用である食欲不振は継続して、チューブも検討しないといけないか…と悲観してましたが、初回投薬から4日経過した9日頃から急に食欲が回復してくれて、今では癌の症状が出る前と変わらない位に毎日安定して過ごせている様子です。
Catlog
在宅勤務のお陰で日中の次元の様子を観察したり、有事の際に病院にすぐに連れていける状況だったのは、今回の治療に当たって本当にプラスでした。また夜中から明け方にかけて食事したかどうかをCatlogで確認できるのも非常に助かりました。ただ食事の摂取量は分からないので、Boardで体重推移傾向も確認できると一層安心できると思うので、そんな日が早く来ることを切に思いました。
治療費
1月末までに行った治療内容と費用は以下の通りでした。
合算すると既に結構かかってますが、表情もすっかり元の美顔に戻るくらいに経過は順調なので、積極的な治療を選択して本当に良かったと思います。
次回について
次回は2月の治療経過について投稿する予定です。合わせてめちゃくちゃ苦戦した錠剤の飲ませ方など、克服できた気づきなどもアウトプットしていければ思います。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。