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ペルテス病
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改めまして!皆さんこんにちは!!
【NAORU】というセラピスト向けのアプリを運営してる若林(@daiki9021)です!!
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保有資格は鍼灸師&日本スポーツ協会公認のATです。(ちなみに現役の3年間で両方とったのでそこそこしっかりしてます)
今回のテーマは小児の股関節疾患である「ペルテス病」です!
ペルテス病において、現在こんなお悩みをお持ちの方は是非ごください。
・どんな疾患があるのか分からない
・どのようにして鑑別したらいいか分からない
・股関節の解剖を復習したい
それでは本題へ行きましょう!
概説
股間節の解剖
症状
検査
概説
ペルテス病とは小児期に発症し、何らかの原因によって大腿骨頭の血流が途絶えてしまい、大腿骨頭が壊死してしまう病気です。
好発年齢は3〜12歳に多いですが、特に5〜7歳に最も多く発症し、性差は男児の方が女児と比べて3〜5倍の確率で罹患します。
また患者の10〜24%で両側性で発症するとされています。(1
しかし病因は不明で現在でも諸説言われています。
股関節の解剖学
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股関節は大腿骨の先端にある球形の大腿骨骨頭と、骨盤側で骨頭の受け皿になる深いお椀の形をした臼蓋との組み合わせでなっている球関節です。
正常な股関節では、寛骨臼が骨頭の約4/5を包み込むことで関節を安定させています。
ちなみに肩関節も球関節ですが、骨性の安定性は股関節と真逆なので注意。
股関節には、普通に歩くだけでも体重の3~4倍の力がかかるといわれています。
【合わせて覚えておきたいポイント】
走っている時には体重の4〜5倍に増加するとされていて、階段昇降、椅子からの立ち上がりでは、体重の6.2〜8.7倍の力が、さらに、床や低い位置からの立ち上がりでは、10倍の力が股関節にかかります。
日本整形外科学会認定整形外科専門医 狩谷哲 医師
この力を支えられるよう、股関節は筋肉や腱などで全体を覆われており、安定性を保ったままいろいろな方向に動かすことができます。
構造的には骨同士が接触している大腿骨頭と臼蓋は、表面が関節軟骨と呼ばれる滑らかな組織で覆われています。
さらに関節の周辺は滑液(関節液)と呼ばれる潤滑液で満たされており、骨同士(軟骨同士)が滑らかに動くのを助け、摩耗により骨が削れることを防いでいます。
股関節の触診
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股関節痛とは縫工筋・鼠径靭帯・長内転筋で囲まれたスカルパ三角の部分に出る痛みとなります。
①鼠径靭帯
恥骨結節と上前腸骨棘を結ぶ靭帯
②縫工筋
起始:上前腸骨棘
停止:脛骨内側(鵞足形成)
支配神経:大腿神経(L2及びL3)
作用:股関節の屈曲・外転・外旋、膝関節の屈曲・内旋
③長内転筋
起始:恥骨上枝
停止:大腿骨粗線内側唇の中1/3
支配神経:閉鎖神経
作用:股関節の屈曲・内転・内旋
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