鎖骨骨折
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改めまして!皆さんこんにちは!!
【NAORU】というセラピスト向けのアプリを運営してる若林(@daiki9021)です!!
今回のテーマは鎖骨骨折です。
鎖骨骨折は全骨折中約5〜10%を占める割合で起こると言われており、比較的臨床で携わる事が多い疾患になります。
この鎖骨骨折において、現在こんなお悩みをお持ちの方は是非ご覧ください。
・鎖骨骨折の分類を知らない
・観血療法を勧められるのはどんな時か分からない
・鎖骨の解剖学を復習したい
それでは本題へ行きましょう!
鎖骨骨折の概説
鎖骨骨折は主に転倒や高所からの転落などによって肩や腕に衝撃力を受けて負傷する事が多く、介達外力により生じる事が多いです。
先程も記載しましたが、鎖骨骨折は全骨折中約5〜10%の割合で起こっており、鎖骨骨折内でも近位1/3の近位端骨折、中央1/3の骨幹部骨折、遠位1/3の遠位端骨折の3つに分けられます。
部位による発症確率は骨幹部骨折(約80%)>遠位端骨折(約15%)>近位端骨折(約5%)となっております。1)
解剖学
鎖骨はS字状をした骨で鎖骨近位部は太い、中央部は細い、遠位部は平坦という形状の特徴があり、長管骨の中で唯一膜性骨化する骨です。
そして鎖骨の下には鎖骨下動脈、鎖骨
下静脈、腕神経叢が走行しています。
鎖骨骨折で関与してくる靭帯は烏口鎖骨靭帯、鎖骨間靭帯、胸鎖靭帯、肋鎖靭帯があります。
烏口鎖骨靭帯は「菱形靭帯」と「円錐靭帯」の2つの靭帯を合わせた名称となっており、この靭帯の損傷の有無が遠位端骨折の予後や治療選択のキーポイントになってきます。(また後ほど解説します。)
鎖骨の役割として 2)
・胸郭から肩甲帯への連結
・肩甲帯への動きの関与(肩関節屈曲180°の場合、胸鎖関節で上方へ30°、後方へ35°動き、長軸に対して50°回旋する)
・上肢の安定化への寄与
などがあります。
症状、合併症・続発症
症状として腫脹、皮下出血、疼痛、限局性圧痛、変形、異常可動性、機能障害、手指の痺れなどが聴取できます。
また疼痛緩和肢位として患側方向に首を傾けていたり、健側で患側上肢を支えたりしています。
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