アメリカ大手銀から学ぶ経営戦略
こんにちは。
時事ニュースの解説をしている北海道大学(北大)、札幌在住の玉井大貴です。
本日はアメリカ大手銀行がやっている経営戦略の中で日本の地銀が学ぶべきだと思ったことがあったので皆様に共有致します。
米国大手銀は現在、
支店の積極的な出店
を行っています。
特にバンカメ、JPモルガンなどでその傾向が強いようです。
ではなぜ支店の出店に力を入れているのでしょうか?
答えは、地域住民、特に富裕層に「ファイナンシャルアドバイスを提供できる」場所となることで預金額を増やすためです。
日本の地銀や一部米国の地銀は経費削減、経営効率化といった時代の潮流に合わせて支店の閉店を進めていることを踏まえると時代に逆行している戦略といえるでしょう。
時代に逆行しても、JPは預金額の増額や富裕層ビジネスの拡大がJPの成長につながると信じているためこの戦略を敢行しています。
そのため単純な窓口業務を行うコーナーやトランズアクションを行うような機能は一切ございません。
地域住民の相談の場として活用してもらえることを想定しているからです。
それでは、この戦略はうまく行ってるのでしょうか?
答えは、Yesです。
実際に支店数の増加による預金額の増加、顧客満足の増加が達成できています。
今後も2024年内には支店を3店舗出店する予定です。
日本の地銀もコスト削減だけでなく、
「どうしたら価値を提供できるか」
を思考することが必要なのではないでしょうか?