【飲食店開業準備中!】内装工事業者に相見積もりをお願いして見えたこと ー内装の施工業者のそれぞれの個性ー
物件も決まったところで・・・
店舗の物件も決まったところで、次は内装をどうするか検討しいていくことになりました。
今回の物件はトイレ設置済み、簡易キッチン設置済み、エアコン設置済み、内装は照明、床、壁は施工済みの状態でした。
厨房設備や防水の施工など必要な工事は行いながら、使えるものは活用していく方向で考えていきました。
内装施工業者に相見積もり
今はWeb上で簡単に相見積もりをお願いすることができます。今回は4社に来ていただき、物件の内見をしていただいた上で見積もりを出していただきました。
当初はどこの業者も値段はそこまで変わらないだろうと思っていました。間取りや内装の仕様、デザインが違うことで若干の価格差は出るかもしれないけれども、電話回線などのように相場はどこも大体同じぐらいなんじゃないかという認識でした。
ですが実際に出していただいた見積もりを見ると、思っていた以上に違いがあることがわかってきました。
それぞれの業者の強みが違う
建築会社であるA社の見積もりと設計・デザイン会社のB社の見積もりでは見積額が大きく違っていました。契約前のざっくりとした見積もりの段階ではありましたが、その内訳をみていくと施工の工賃の見積もりの部分で差が出てきていました。細かい部分の仕様による違いや、その部分の施工をどのレベルまで行うかによって価格が違ってきている部分はありましたが、如実に大きく違いを感じたのはその部分でした。
これは素人の憶測にすぎないのですが、デザイン会社であるB社は施工を外注する分高くなっており、自社内で施工を行うことができる建設会社のA社はコストを抑えられているのではないかと思われました。一方デザインが強みであるA社の方がデザインとしては洗練されており、家具も既製品ではなく自前で用意できるので統一感のある内装となっていました。
このようにそれぞれの業者によって得意とする分野が違っており、1社だけを見ていたのでは分からなかった部分が相見積もりをすることで見えてきました。
まとめ
結論:相見積もりはしたほうがいい!
①自分が内装の施工をお願いする際には、どこからどこまでやってもらうかという基準を前もって決めておく→見積もりをお願いする際には伝えておく
②自分が何を重視するのか、デザインなのか、コストなのか、担当の方の信頼性なのか、事前に把握しておく
以上の2点を踏まえておくと、相見積もりをする場合にも同じ基準で比較していけるのではないかと思います。
最後に。居抜きについても。
内装工事をどうするかが、出店する際のコストとして最も大きな比重を占めてきます。居抜きで出店することの最大のメリットはここにあります。ですが居抜きで出店するということは、撤退したお店があったということです。お店側に何か要因があったのかも知れませんが、立地に何か問題があった可能性もあります。これが居抜き出店の不安要素の1つになります。
居抜き出店の不安要素のもう1つは、自分の希望の店に沿った条件の居抜き物件に出会う可能性の低さです。まったく同じ業態、同じ趣味の物件と出会うのは天文学的な確立の低さであり、居抜きの場合はどこかしら妥協点が出てくることが多くなってきます。
そんな場合は居抜き物件で契約し、内装工事を入れて若干の手直しを行う、というのが現実的であると思います。その際はどこを残してどこまでの工事をお願いするのか、明確な基準を定めておくことが、より重要になってきます。
ご存じの方には当たり前のことかと思いますので、スケルトンの物件であっても、居抜きであっても、新規で出店することを考えていらっしゃる方には参考程度に流し読みしていただければと思います。
今はまだ施工が始まったところであり、物件の受け渡しはまだ先になります。物件引き渡しまでに、もしかすると今の所感が変わってくる可能性もあります。その際には施工をお願いした過程ということで、またご参考までに記録したいと思います。
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