だいじゅ@コーチング脳のつくり方

著者。日本を代表するコーチ。時に神がかったカウンセリング。育てたコーチ2000人超。コーチング動画配信日本一(多分)。二児と妻にメロメロ。体育会温泉部。蕎麦愛。酒には愛されてる。Change the world with COACHING. 宮越大樹 株式会社アナザーヒストリー

だいじゅ@コーチング脳のつくり方

著者。日本を代表するコーチ。時に神がかったカウンセリング。育てたコーチ2000人超。コーチング動画配信日本一(多分)。二児と妻にメロメロ。体育会温泉部。蕎麦愛。酒には愛されてる。Change the world with COACHING. 宮越大樹 株式会社アナザーヒストリー

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完全ガイド「コーチがするカウンセリング」

この投稿は「コーチがするカウンセリング」全30記事(と追加ケース)の利用ガイドです。各投稿に紹介されているケース、使われているスキル、されている解説、みどころを紹介をしていきます! ※コーチがするカウンセリングセッションを最新のAIに評価してもらいました。かなり専門的な分析をしてくれて面白かったです(2024年9月29日) たくさんのケースがありますのでどれから読んだらいいかわからない方のために、おすすめの★をつけています ぜひ珠玉の感動ストーリーからコーチがするカウン

    • 「丸投げコーチング」のススメ

      残り41記事  コーチングの理想を突き進めると丸投げコーチングになる。  今日はそんな話をしてみたいと思います。もちろん「丸投げコーチングが良いからそうすべき」という結論ではないのですが、「極端な丸投げ」から「手取り足取り助け船を出してあげる」みたいなコーチングまで眺めてみた上で、自分はどんなバランスでコーチングをしたいのか考えてもらいたいからです。 話しているだけのコーチ とある有名なコーチはセッションのほとんどの時間を使って、そのコーチが感じたことを話しているそうで

      • カウンセリングのためのオススメ質問10(後編)

        残り42記事  昨日の記事の続きです。もちろんカウンセリングは質問だけでできるものではありません。むしろ「クライアントの話を聴く」ことが持っている、あなたが相手を受け止め理解しようとする態度が、相手を癒しているとも言えます。もしくは、自分の心を感じながら、自分の思いを言葉にしてみるという体験が、クライアントの認識や気持ちを変えていっているのです。  とはいえ、質問はクライアントの内省のトリガーです。クライアントが「丁寧に自分の心に触れる時間」を持てるように配慮しながら、質

        • カウンセリングのためのオススメ質問10(前編)

          残りあと43記事  コーチとして相談に乗っていても、比較的難しいケースが持ち込まれてくることありますね。これって「カウンセリング」が必要なのではないかな、と思うような。  もちろん深いカウンセリングがしたければ、ちゃんとしたトレーニングを受けて実施して欲しいです。けれども、コーチにもできるやり方で、相手の役に立つこともできます。  SFA(ソリューションフォーカストアプローチ)などは、まさにコーチング的なカウンセリングの典型例です。またACT(アクセプタンスコミットメン

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          初級コーチへのおすすめ質問10

          残り44記事  『おすすめの質問◯◯選』みたいなタイトルで記事を書いて欲しいと言われたのですが、コーチやカウンセラーの皆様に知ってもらいたい質問は結構大量でして、網羅的に解説しようとすると簡単に本数冊分になってしまいます。  ということで、今回は初中級のコーチ向けに、僕が普段から「推している10の質問」を簡単にご紹介したいと思います。19年コーチングの指導をしてきた中で、おすすめの質問ですので、ぜひ意図を理解して活用ください ①どういうこと? これ、僕が一番使っている質

          初級コーチへのおすすめ質問10

          「発達障害の上司」とのコミュニケーション。5つの効果的アプローチ

           「上司が発達障害で、コミュニケーションが取りにくくて、困ってます」  そんな相談を受けることがあります。正直なところ「発達障害で」とか「発達障害だから」とかあんまり考えないほうが良いと思うんです。発達障害って言っても色々だし、そもそも上司の方が本当に発達障害かわからないケースも多いと思います。  ですから、そんな場合は「発達障害だから〜する」という発想は一旦傍において、「◯◯さんとうまくやっていける方法ってどんなものだろう?」と考えてみることをお勧めします。類型化せずに

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          クライアントが鬱っぽかったら

          残り46日  「鬱の人にどうやってコーチングしたらいいですか?」  これもコーチングを教えるなかで、たくさんの方から質問されました。そんな場合、僕は逆に質問します。 あなたは誰として関わるの?「『鬱の人』にあなたは誰として関わろうとしていますか?」  多くの人は 「コーチとして関わりたいと思っています」と答えます。  そこで僕はさらに問います。  「コーチだったら、相手をどんな人としてみるでしょうか?」  クローズドクエスチョンで厳しく問うなら「あなたがコーチ

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          クライアントが安心して相談できないのはどうしてか

          残り47記事  クライアントが私たちコーチに安心して相談できるのどうしてか?を『コーチングと倫理』という観点から検討してみたいと思います。  倫理(規定)はコーチングの基盤であり、それがクライアントが安心してコーチングを活用できる環境をつくるのです。コーチは、その環境をつくることに責任があります。  コーチングスクールなどで教育を受けた人は「倫理」に関する授業があったと思いますし、倫理規定をガイドラインにしながらコーチングの活動をしていると思います。そしてそれはクライア

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          1on1で何ができるようになると良いか

          ラスト48記事  1on1という言葉は、ここ数年でかなり浸透してきたと思います。しかし一方で「忙しい」「話すことがない」「嫌な思い/気まずい思いをした」「意味が感じられない」「自分もされることなくやってきたし」などと敬遠されることもありますね。  けれども本当は「各メンバーと協力体制を深め、結果を出すためのプロセスの質を上げることで成長を助ける時間」として使えると、お互いにとって有意義なものになると思います。  1on1で扱えたらいいことは基本的に①メンバーがゴールに向

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          プロコーチが教える「1on1ってどうすればいいの?」

          note投稿残り49記事  ここ数年「1on1ってどうやったらいいんですか?」など1on1に関する質問を受けることが増えました。僕がチームメンバーのコーチングを始めた2005年を思うと、世の中本当に変わったなと思います。  もちろん1on1=コーチングではありませんが、コーチングを使った1on1をしっかりやりたいならしっかりしたトレーニングを受けることがおすすめです。残念ながら、本を読んだり講習に参加しただけでは、数ヶ月以上のトレーニングを受けた人ができるコーチングと同じ

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          息子はサルではなかった

           今年も気づけばあと50日です。はやいものですね。年内に180万字を目指して、毎日記事を書いてきました。今日からカウントダウンをしていきます。本日で残り50本  今日の記事は、僕のだいぶ前のセッション記録をベースにした解説です。クライアントは30代女性。小学校低学年のお子さんのことでの相談でした。  クライアントは疲れた顔をしていました。仕事と育児で大変だなと思って僕は話をきいていました。  このお母さんに限った話ではありませんが、現代の子育てって本当に大変だと思います

          「動機づけ面接法」で、変われなかったクライアントが動き始める

           今回の記事では、MI=動機づけ面接を取り上げます。動機づけ面接法(Motivational Interviewing, MI)は1980年代に臨床心理学者のウィリアム・R・ミラーらによって開発されました。  傾聴をベースにした技法ですが、その名の通りクライアントが行動変容を起こせるように動機づけをすることを目指しています。クライアントが変化に対して抱く両価性(変わりたい気持ちと変わりたくない気持ちが同居する状態)に対するアプローチを持っているのです。  コーチングのクラ

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          子どもに「嫌なこと」も体験させたほうがいいのでしょうか

           僕はコーチング業界にいすぎて、少し一般の感覚から遠ざかっているもんで、  「子どもに『嫌なこと』も体験させたほうがいいのでしょうか」  みたいな質問をされると一瞬ポカンとしてしまう。本当によく分からない。何のことを言っているんだろうと思ってしまう。  でも考えてみると、確かにそういう不安もあるよね。と思う。  「好きなこと」「楽しいこと」「やりたいこと」だけやらしておいて大丈夫だろうか。人生はそんなに甘くない。「やりたくないこと」「苦手なこと」「大変そうなこと」にだ

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          僕はどうして「靴下脱ごう」と言ったのか

          ある日の出来事  夜。眠すぎて混乱気味の息子殿(2)。「ねない。もっとあそぶ」と言って、暗いリビングを泣きながら玩具箱に向かう。彼のお母さんが「明日にして寝よう」と声をかけても、嫌がって大泣きする。お母さんは少し様子を見ようとする。でも泣き止まないどころか、鳴き声は大きくなっていく気がする。  息子殿(4)は日中の活動で疲れ果てており、着替える余力も、歯を磨く余力もなく、リビングに寝転んで、「着替えられない〜。無理〜」などと言っている。今にも寝そうな表情をしている。なるべ

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          人間関係のコツを学ぶ良い方法

           僕のnoteでも何度となく取り上げていますが、ポジションチェンジという技法があります。  例えば母親との関係に悩んでいる女性が相談に来たとしましょう。その場合、自分の椅子と母親の椅子を用意してもらって、まずは下のイラストのように、自分の椅子から母親の椅子を眺めてもらうのです。  そして、自分は「実際のところ、母親に対してどう思っているのか」を改めて感じてもらいたいのです。  一般に人間は自分の気持ちを正確に理解できていません。自分の気持ちに対して「見落とし」や「誤解」

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          コーチングはトランスと共に

           先日10年以上ぶりに「コーチングと催眠」を教えるワークショップをやっていました。  僕は現在、催眠療法を行なっていませんが、それなりに催眠のトレーニングを受けていた時期があるのです。催眠を学んだことで、僕は無意識との関わり方について理解を深めることができました。そして今日でもそれをコーチングやカウンセリングに生かしています。  今回は「コーチングがうまくいっているとしたらそれはトランスを使えているからだ」と考えてみたらどうだろうというお話です。このように考えるだけで、あ

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