「意味づけ力」を鍛えることで、砂金を集めて、金ののべ棒にしていく。
「ミーニング・ノート 1日3つチャンスを書くと進む道が見つかる」著者の山田智恵です。
ミーニング・ノートは、自分に起きた出来事の中からチャンスを見つけだして、日記のように毎日記していきます。それを、1週間単位、1ヶ月単位で見返していくことで、自分に起きる出来事の中に価値を見つけ出す力「意味づけ力」を鍛えて、人生を切り開いていきます。
ポイントは「意味づけ力」なのですが、もう少しくわしく説明すると…
「取るに足らない、つまらない出来事だと思っていた」
「着目するに値しない出来事だった」
「むしろ、ただの嫌な出来事」
こんな風に、スルーしていた出来事や、ストレスになっていた出来事も、「意味づけ力」を高めることで、なにかしら自分に得るものがある大切な出来事だと気がつけるようになります。自分に起きる出来事の中に、キラリと輝く砂金を見つけ出すイメージです。
例えば、こんな風に。
「山田さんと話すと元気になるって言われた。お世辞かなってスルーしていたけれど、案外自分の良いところなのかもしれない」
「部署内のメンバーが1人辞めてしまった。あんまり話したことがない人だった。でも、せっかく出会えた人なんだから、まだ遅くないから連絡とってみよう」
「お客さんから、製品についてゴタゴタ言われて、腹が立ったけれど、(実は薄々気がついていた)改善すべき点を突きつけられたから、これを機に一気に改善するチャンスにしよう」
出来事をそのままで終わらせず、その出来事からなにを得たのか1〜2分考えて書き出してみます。
1個1個単体でみると、小さなことに見えるかもしれません。
でもね、1日たった3個書くだけですが、1ヶ月後には90個、1年後には1,000個にもなるんです。すごい数ですよね。すぐにたまっていくんです。砂金を集めていたら、いつの間にか金の延べ棒になっていた感覚です。
これは、意味づけ力(自分に起きる出来事に価値を見つけ出す力)を高めるトレーニングなんです。意味づけ力が高まると、どんな状況からも、なにかしらの価値を見つけ出せるようになります。
もう今日こそ、なにもない!なにも得ていない!
と思う日こそ、いつもは見えていない価値を見つけ出すトレーニングday !
このミーニングノート、始めたばかりの人からいただく声で一番多いのが、「スパイシーチャンス(起きて欲しくない、むしろ嫌な出来事)に落ち込まなくなった」という声なんです。
怒り、悲しみ、後悔、不安ばかり感じていた、「スパイシーチャンス=嫌な出来事」にも、なにかしらの価値を見つけ出すことで、「まぁ、これを学ぶための経験だったのかな」と思えるようになってくるんです。その日のうちに心の決着がつけられるので、落ち込みを長引かせなくなります。
タダでは転ばない!
嫌な出来事からも、「こんな出来事からも、私は何か得てない?」「本当に得たものこれだけ?」と根掘り葉掘り得たものを探し出してみてください。
想像以上に、多くのものを得ていることに気がつくと思います。
超嫌なやつだと思っていた人からは、反面教師で、すごく大切なことを学んでいたり。
人生最悪の出来事だと思っていたことが、人生の軌道修正をする大チャンスになっていたり。
今のコロナもしかりです。失ったものも多いけれど、何か得ているものもあるはず。これを探していきましょう。
「人とのつながりが本当に大切だと気がついた」と年末に多くの人がつぶやいていましたが、それも得たもののの一つですよね。
オンラインで、働き方を変えてみることも。
政治にいつもよりもずっと関心を持ったことも。
健康に投資をして、風邪を引かないように健康管理するようになったことも、そうかもしれません。
こういった得たものの価値に目を向けることで、不安よりも希望が生まれてくると思います。失ったものだけでなく、得たものにも目を向けて、未来を作っていく。こういう力が、今の時代にとても大切だと考えています。
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