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100年チャンス分析で「残り時間」を意識する

「100年チャンス分析」というワークショップを2年前に開催しました。

生まれてから、これまでを振り返り、1年1チャンスを記入し、人生を丸ごと俯瞰(ふかん)するワークショップです。

特別なワークショップにしたかったので、特注で1個1個仕上げてもらうファクルを作成しました。表紙には、「CHACE」の箔押し。京都の老舗の組紐屋さんの紐で結んだ、特別なキットです。1個1個、想いを込めながら、紐を結えて完成させました。

大切な人生について書き込むものなので、良いものを作りたかったのです。外側のカバー、中に入れるシート、カバーとシートを結える紐、全てにこだわって作りました。

このファイルの中には、100年分のチャンスを書き込めるシートが入っています。

このシートに、その年の大切なチャンスを1個づつ記入していきます。

過去の自分を振り返り、どんな人生を生きてきたのかを、自分の言葉で形作っていくするワークなんです。

いろんな問いを用意しているのですが、それらの問いにひとつひとつ答えていくと、自分の人生の輪郭が徐々に見えてきます。そして、自分の強さと乗り越えてきた沢山のものも。

自分の人生を言葉で語ることができると、どっしりとした揺るがない土台のようなものができてきます。

参加者からも、感動の声をいただきました(私も改めて読むと、感動が甦ってきます・・!)。

本当にものすごいワークショップでした。自分の人生が貫くもの、根底を流れるものの一端に触れられた感覚がありました。素晴らしい機会と時間を本当にありがとうございます。

・これは誰もが一度は受けた方が良いワークショップだなと思いました。

・自分の人生4時間で振り返るって、かなり濃厚な体験でした。経験できてなんだかスッキリしました。

・今回のワークは、限られた時間で、書くスペースも限定されることにより、本当に大切なものだけがダイジェスト的にあぶりだされ、時系列で並べることで人生の流れも可視化されて、腑落ちした棚卸ができました。

ワークが進むにつれ、参加された皆さんが、どんどんとのめり込んで集中していく姿が印象的でした。

このワーク。実は、とんでもない副産物があります。

「これまでの人生を振り返る」という過去の振り返りが主目的だったのだけど、実際にやってみると、全く真反対の方向に目が向いてしまうのです。

それは、残りの時間がどれだけあるのか。
そして、その残り時間をどう生きたいのか。
これを強烈に考えてしまうのです。


というのは、こちらのシートに記入することで、視覚的に、残り時間が見えてくるから!

これは、実際にワークをやってみる前には想像していないほど、刺激的な副産物でした。

「あれ、元気に動けるのが70歳だとすると、あと、これしかないじゃん・・!」

私も40代半ば。残り時間を見て、かなり焦りました。笑

可視化の効果ってすごいですね。

最初は、強烈なショックでした。

わかっていなかったわけではないんです。

40歳を超えた時にも、残り時間を前よりずっと意識するようになりました。

でも、バーンと目の前に突きつけられると、頭から離れなくなるほどの強い揺さぶりがありました。

頭で思い描いているのと、実際に手を動かして、シートを埋めていくのとでは、実感が全く違うのです。

「自分のやりたいことは、どんどん叶えていかないと。
あっという間に人生が終わってしまう。」

こう思った私は、前よりもずっと行動的になりました。

金沢でやっていた、ある展示会の最終日が明日だと知り、次の日に金沢に飛んで行ったり。香川に住んでいる、久しく会えていなかった友人のワークショップが1ヶ月後にあると知って、その場で申し込んだり。

自分が気になったことを、その場その場で行動していくことができるようになったのです。

だって、すぐ叶えていかないと、あっという間に人生が終わっちゃうから。

これは、100年チャンス分析で残り時間を意識したからこその効果でした。

40代に入っている人にとっては、強烈なショック療法になるかもしれません

でも、ご安心を!

ショックは一瞬です。

一瞬のショックを乗り越えると、次に、どういう人生を生きるか深く考えたくなり、どっしりした覚悟ができてきます。

2年ぶりに、この「100年チャンス分析」ワークショップを開催します。
今回は、内容を進化させて、2部構成にしました。

10月27日(日曜)13時〜17時 第一部
11月17日(日曜)13時〜17時 第二部
第一部は、2年前と同じく「100年チャンスファイル」を使って、それぞれの年の大切なチャンスを書き込んで、人生全体を振り返ります。
第二部は、人生を物語としてみて、主人公・物語・テーマを探ります。

気になった方は、イベントページで詳細を見てみてください。
リアル参加は席数が限られているので、参加されたい方は早めの購入がお勧めです。

次の記事では、今回はなぜ2部構成にして、「物語作り」のワークを追加したのかを書こうと思います。

読んでくださり、ありがとうございます!

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