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私とバセドウ病⑫【体重12kg減】

バセドウ病通院の日は私にとってボーナスタイムである。
その日は午前のみ仕事をし、午後は早退するからだ。

 
午前中はポスティング作業だった。
来月はクリスマスのため、オモチャのカタログを配った。
オモチャのカタログは眺めていると楽しいが、厚みがあり、重い。
ポスティング作業は時間と人手がかかり、大変だ。
夢と現実を思い知らされる。

 
早退希望時間を30分以上過ぎたところで私は職場を後にした。
大体早退希望していても、予定より遅れる。
周りは早く帰るように言うが、なかなか帰れないし、上が早く帰るように促すことや協力することはまずない。

  
 
今日は通院前にハンバーグランチを食べるかチョコパフェを食べるか迷い、結局後者にした。 
チョコ好きな私には堪らない。
口が甘ったるくなったのでオニオンスープも注文。

平日の昼間だ。
周りは50~60代の女性が目立つ。女子会だろうか。

 
母親と同世代、もしくは年上の方が楽しそうにランチをする姿を見るとグッと涙が込み上げた。
去年の今頃はお母さんも同僚とランチ会をよくしていたけれど
今のお母さんは一人でファミレスに来ることさえ叶わない。

 
 
さて、そろそろ店を出よう…

と思ったところで、元同僚と再会した。
元同僚と元同僚でランチ会をしていたらしい。
通院までまだ時間があったため、久々に話す。

 
二人はお母さんのことを心配してくれ、話を聞いてくれた。ありがたかった。
最近は職場でお母さんについて聞かれなくなったし、美容院でも聞かれなくなった。
それが当たり前だし、楽しい話でもないからあえてはしなくていいのだが、こうして気遣っていただけるのはとてもありがたかった。

二人ともお元気そうでよかった。
二人の顔は晴れ晴れとしていた。

 
 
余裕をもって病院に着くはずが、うっかり話しすぎて時間ピッタリに到着した。
採血をした後、診察予約時間まで時間があったため、調べものをしていると、あっという間に番号を呼ばれた。

   
血圧も体重もバセドウ病数値も異常はなく
若干カリウムが低いくらいらしい。 

「野菜や果物が若干足りないかもしれないね。」と先生が言ったが 
朝はチョコパン、昼はチョコパフェを食べた私は身に覚えがありすぎて苦笑いした。
確かに今日は野菜や果物はあまり摂取していない。

 
前回から、数値が安定しているので三カ月に一回の通院になり
今回もまた次回は三カ月後の通院を指示され、ありがたかった。

今は暇さえあれば腰痛通院だし、月一でカラー、定期的に医療脱毛も入っているため
バセドウ病通院が三カ月ごとなのは非常にありがたい。

 
先生には体重がゆるやかに減っていることを言われ、食生活や運動に気をつけていることを伝え
二年前のバセドウ病発症の頃(まだ原因不明の時期)は今より体重が12kg増えていたし、おそらくバセドウ病の影響で体重が増えて大変だったとも伝えた。

「バセドウ病はふつう体重減るし、体重減る人しか見たことないよ。」と先生が言ったし
実際6~7割の方が痩せるのに
私は増えてしまった。
バセドウ病の一部の方は増えるらしいと後に私は知ったが
何故増えたか今でも恨めしい。

 
先生からは毎日一万歩くらい歩いていたり、食生活や運動を気をつけているのはすごいし、体重の減り方もゆるやかでよいとたくさん褒められて嬉しかった。
前の病院の担当医は私に無関心だったり、淡々とした方だったから、転院して本当によかったと思う。

家から病院も近くなったし、待ち時間も短くなったし、予約も予約キャンセルもしやすくなったし、先生も話しやすいし、いいことしかない。
 
 
 
毎年冬~3月は太りやすい。
今は食欲が落ちているが、いつどうなるかは分からない。
引き続き、食生活や運動を意識的に気をつけていかねば。

 
次回バセドウ病通院は年明けになった。

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