医療脱毛(手と脇編)
手と脇の脱毛2回目の日がやってきた。
医療脱毛は効果覿面で、あの日以来毛を自己処理しなくてもおおよそ困らないくらいしか毛は生えなかった。
強いていえば、脇が若干生えたが、二の腕や腕はほぼ生えないまま2回目の日がやってきたと言える。
脱毛の前日、久々にシェーバーで念入りに剃る。
バセドウ病の通院先から医療脱毛の病院は車で5分で
バセドウ病の薬を処方されてから医療脱毛の予約時間まで40分あり
私は適当に時間をつぶしてから病院に向かった。
皮膚科の病院は相変わらずの人気で駐車場は満車に近く、人も多かったが
医療脱毛は完全予約制の上、当日飛び込みはいないので
予約時間通りに名前を呼ばれる。
前回と担当の方はまた別の方だ。
タンクトップ姿になった私はベッドに仰向けで横になり、いつものように目に光防止のなんだかをつけられ、視界を塞がれる。
「あら?採血しました?調子悪いですか?」
そう言われ、採血後のシールをまだ貼りっぱなしだったと気づく。はがし忘れていた。
右脇、左脇にシュポシュポと音を立てながら軽い痛みが走る。
この痛みの先にツルツルな脇が待っていると思うと耐えるしかない。
脇の脱毛後、脇を冷やす。
暖房がきいていても、気持ちいいというよりはヒヤッと冷たい。
脇の後は腕をやっていく。脇より腕の方が痛むが耐えられないほどではない。
だが、その際担当の方が
「大丈夫ですか!?やったそばからどんどん赤くなっていく…。」
「申し送りはありましたが、こんなに弱い刺激でここまですぐに赤くなる人初めて見ました。」
「強い刺激で反応しちゃう方はいますが…心配になるレベルで赤いです。痛かったら中断するのですぐに言ってください。」
と、脱毛をしながらうろたえだした。
どうやら私は脱毛のプロが認める肌が弱い人らしい。
湿布や化粧や衣服やアクセサリーもかぶれにくく、気を遣うと話をした時に
この肌の状態から察するに引き続き用心レベルだと諭された。
私は他の人の医療脱毛のビフォアアフターを見たことがないから当たり前だと思っていた赤みだが
レアだと知った途端にこれはネタになるとむしろテンションが上がった。
私は化粧も肌に反応が出やすくて、それが嫌で化粧が嫌いなこともあるが
それをかつて親友に伝えると、「大人女性は色々化粧を試してみて自分に合ったものを探していくのが普通。」と返された。
みんなが通る道であり、私のはただの言い訳だと。
ほれ見ろ、親友よ。
私はプロが認める肌の弱さだぞ。
と、内心思う。
前回と同じように、脱毛後に腕を冷やすとだいぶ赤みが引いてきたらしい。
今回は脱毛後すぐにどれくらい赤みが出ているか見せてもらったが、裸眼のためよく分からなかった。
メガネをかけ、冷やし終わり、塗布後に鏡を見ると
一回目の時と同じくらい腕が赤い私がいた。
脇は痛みが落ち着いていることを伝え、前回は腕だけ赤かったと言ったら
脇も腫れていると言われ、脇を見てみた。
確かに前回、脇は痛みが落ち着いていたからあえて状態は確認していなかった。
前回も赤かったのかもしれない。
写真だと分かりにくいが、実際に見ると結構赤い。
両腕、両脇が赤い斑点だらけだ。
医療脱毛から二時間後、赤みはだいぶひいていたが、若干まだ痛みが残っている。
Vラインの脱毛に今のところ前向きなのだが、あそこの肌もデリケートそうだし、やはり赤くなるのだろうか。
美しくなるのは手間がかかるけれど
これを乗り越えれば、快適な半袖とワンピース生活が約束されている。
そう思うと頑張れる。