私と骨折⑫【あれから三ヶ月】
4月が始まって少ししてから左足を骨折した。
あれから三ヶ月が経った。
私の足は順調に三週間で骨がくっついたが
その後の生活はすぐには元通りにならなかった。
左足の痛みがとれなかった。疲れやすくなった。
毎朝、床に足を最初につける瞬間は足の裏から痺れが走るし
足首やら足の裏やら表やらが時期ごとに痛んだ。
骨がついた二週間後、一万歩は歩けるようになったが
走ったりジャンプができるようになるには
骨がくっついてから一ヶ月以上過ぎてからだった。
それもぎこちない動きで、だ。
骨折した頃、足がむくんでいたわけだが
骨がくっついてからも足がむくんだままだった。
病院はあくまで骨がつくまでの関係で
その後のアフターケアはない。
分かっていた。
骨がくっついた小指は痛まない。
骨がくっついた後に足が痛むのは三週間歩いていなかったからで
歩けるようになっても足が痛むのは、むくんだままだからだ。
気づけばむくんだ箇所の痛みが続いていた。
むくみをとらない限りは足が治らないと思った。
走れるようになっても
連続ジャンプができるようになるになっても
むくみは治らなかった。
同僚がかつて足を骨折した際
全治一ヶ月と言われたが
結局治るのに三ヶ月かかったらしい。
むくんだ足を見ながら
私も三ヶ月かかるかもなぁと思った。
実際医師は完全に治るには半年かかるとも言っていたし
足の骨折はそれだけ甘くないのだと思った。
私は牛乳を飲み続けた。
今も毎日牛乳を飲み続けている。
今までの私なら考えられない。
体に良さそうだと、生のトマトも積極的に食べた。
これもまた、以前の私なら考えられない変化だった。
やがて傷病手当てが入った。
4~5月と休んでいたため
傷病手当ては6月に入った。
想像以上に少なかったが
それでも自宅静養をしていた日々の分もお金が入るのは素直にありがたかった。
実際に働いた数日と有給数日分に傷病手当てが加わり
転職活動時期にもらっていた失業保険くらいの金額になった。
次の通院日には足のむくみや痛みを相談しよう(※別件で月1通院している)。
そう思っていた。
ところが数日前から足がむくまなくなった。
痛みもだいぶ軽減している。
もしや…治った?
様子を見ていたが
通院日を待たずにどうやらむくまなくなったようであった。
足の痛みはまだ0ではないが
まだ免除してもらっている業務を再びやる日も
そう遠くないかもしれない。
余談だが
この足の指を曲げる動き(画像)が骨がくっついてもなかなかできず
左足はプルプル震えていたわけだが
この動きも骨折から約三ヶ月で安定してできるようになった。
完治に近づいている。
一歩ずつ確実に。