潜在意識を書き換えて第2のNIKEになるフィルナイトが成功した7つの理由
NIKE、知ってますよね?(笑)
マイケルジョーダンで一気に有名になったスポーツシューズのNIKEです。
創業者はフィル・ナイト。
資産家ランキングでも30位と世界有数の成功者でありお金持ちとしても有名です。
日本でもフィルナイトの名前を有名にした彼の自叙伝的書籍が
『SHOE DOG(シュードッグ) 』
犬のように靴に夢中になれ、靴にすべてをかけろみたいな意味だったと思います。
彼がNIKEの元になったブルーリボンという会社を始めたのは、実家の一室です。
というか、ブルーリボンという会社なんて存在しないのに、
日本企業オニツカタイガーとの初面談で「どこの会社にお勤めですか?」と聞かれて、
冷や汗、脂汗をかきながら、「ブルーリボン」と答えたのがきっかけでできた会社なんです。
SHOE DOG(シュードッグ) を読んでいて感じたのは、
NIKEという会社はフィルナイトのハッタリと根拠のない自信によって作られた企業だということでした。
そして、開業当初はフィルナイトのお父さんの資金援助も大きかった。
ギリギリの資金繰り、まさに自転車操業を続けながら、
ブルーリボンは現在のNIKEへと変貌していく姿が、
SHOE DOG(シュードッグ) に見事に描かれています。
ひと言でいえば疾走感のある爽快な本です。
本書を読みながら、
ナイキの創業者フィル・ナイト(Phil Knight)が成功できた理由を考えていたんです。
フィルナイトの潜在意識に書き換えることができたら、
同じように大きな成功を手にすることができるんじゃないかって。
いくつかの重要な要素が有ることに気づきました。
彼の経営哲学や判断力、情熱、そして環境が大きな役割を果たしたのは言うまでもありません。
何かの参考になればと思い、
フィル・ナイトの成功の理由を大きく7つお伝えします。
1.ビジョンと情熱
フィル・ナイトは、若い頃からスポーツとランニングに情熱を持っていました。
彼はアスリートとしての経験を語り、
「世界中のアスリートに質の高いシューズを提供したい」
という強いビジョンを持っていました。
この情熱とビジョンが、彼を起業してさらに駆り立て、逆境に負けずに事業を続ける原動力となりました。
特に、彼は日本のシューズメーカー「オニツカタイガー」(最新アシックス)の代理店として、
アメリカでの販売を始めたことが、ナイキの始まりとなりました。
フィル・ナイトは質の高いシューズがアメリカ市場で成功する可能性を確信し、そのアイデアを追求しました。
2.革新への執念
フィル・ナイトと彼のチームは、常にシューズの改良と革新に力を入れていました。
ナイトは元トラックコーチであるビル・バウワーマンと協力して、
より軽量で、より快適なシューズを作ることに専念しました。
特に有名なのが、バウワーマンがワッフルアイロンを使って開発した「ワッフルソール」という新しいソールの技術で、
これがNikeの大ヒット商品の基盤となり業界のリーダーに押し上げる要因になりました。
3.マーケティングのセンス
フィル・ナイトは、マーケティングの重要性を早くから理解していました。
ナイキの成功は、シューズの品質だけでなく、巧みなブランド戦略にも支えられています。
特に、「Just Do It」やスウッシュのなど、シンプルで強力なメッセージがナイキのブランドイメージを確立しました。
彼はスポーツ選手との契約を積極的に進めました。
マイケル・ジョーダンのエアジョーダンやロゴがその代表例です。
この戦略により、ナイキはスポーツブランドとしての地位を確立し、世界的に認知されるようになりました。
4.挑戦を恐れないリーダーシップ
ナイキの初期には、資金繰りの問題や、オニツカタイガーとの提携が解消されるという大きな危機がありましたが、ナイトはその危機を成長の機会と捉えました。
特に、オニツカタイガーとの関係が急激に変化し、シューズの供給が途絶える危機に陥った際、ナイトは独自ブランド「Nike」を立ち上げ、成功への新たな道を切り開く決断を下しました。リスクのある選択肢でも恐れずに進む姿勢が、NIKEの成長に大きく貢献しました
また、Nikeは競争の激しいスポーツ分野において、常に革新的な製品やマーケティング戦略を導入し続けました。例えば、初期のワッフルソールや、その後のエアマックスシリーズなど、技術やデザインに挑戦することでナイトは、失敗を恐れずに新しいアイデアを試し、リスクを負っても前進するリーダーとして、NIKEを世界的なブランドに育てたの
このように、フィル・ナイトの挑戦を恐れないリーダーシップは、NIKEの成長と成功に欠かせない要素であり、困難な状況を成長のチャンスに変える力となりました。
5.チームとパートナーシップ
フィル・ナイトは優秀なチームを目指し、パートナーシップを大切にしました。
ビル・バウワーマンとのコラボレーションがその成功の基盤を支え、
ナイトはその後も有能な社員を採用し、会社を成長させていきます。
さらに、社員に権限を与え、自由にアイデアを取り組める環境を提供することがNIKEの成長に貢献しました。
ナイトは、「人材こそが会社の最大の資産」という信念を持っていたことが、長期的な成功の秘訣です。
6.グローバルな視点
フィル・ナイトは、早い段階からアメリカ国内に留まらず、国際市場を視野に入れてました。
彼はまず日本のオニツカタイガーと提携し、その後ナイキブランドを世界中に広げました。
当初から国際的なビジネス展開をイメージしていたことが、Nikeを世界的なブランドへと成長させた要因です。
7.視野
フィル・ナイトは、短期的な利益よりも長期的な成長を重視していました。
彼の経営方針は、ゆっくりでも確実に成長することに焦点を当て、ブランド認識を築くことに力を入れました。
これにより、NIKEは持続的に拡大し、業界をリードする存在として成長していったのです。
フィル・ナイトの成功は、情熱、革新、リーダーシップ、マーケティングセンス、
そして挑戦を恐れない姿勢だと感じました。
彼の起業家の精神と戦略的な決断がNIKEのような世界的なスポーツブランドに成長させたのです。
NIKEは上場直前まで自転車操業でお金が無かったなんて、誰が信じられます?
良い意味でフィルナイトの潜在意識は狂ってると言えるでしょう。
誰もが真似できるとは思わないが、誰かは真似できるのではとも思えるんです。
本を読みながら、まだ会社もないのに「ブルーリボンです」と答える辺りは、
僕自身、ああ似てるとこあるなと共感の連続でした(笑)
何かを成すためには、先ほどもお伝えしたように、
ビジョンと情熱、この二つは絶対に欠かせないと確信しています。
なんでこの二つが重要なのかと言うと、
ビジョンというのは成りたい姿、在りたい姿の事です。
ここが明確になければ、成ることも在ることもできません。
どんな人生を生きたいのか?が明確に無いのに、
どうやって何をすればいいのかまるでわかりません。
すると、日々をなんとなく過ごしてしまうんです。
だからまずは明確なビジョンをノートに書いてください。
ビジョンが決まったら、そこへの情熱です。
情熱というのは何が何でもそのビジョンを実現させる強い意志、執念、
いや怨念と言ってもいいです。もう怖いなこの人、って思われるぐらい熱くて強い感情です。
触れたら火傷するぐらいの!
情熱がなぜ重要なのかと言うと、
何かに挑戦しようとしたら必ず壁というか障害がやってきます。
目指すものが途方もなく大きければ大きいほど、大きな壁がやってきます。
これは自然の摂理です。
表には裏が、光には影が、陽には陰が、リターンにはリスクが
人と違うとてつもないプラスを取りに行けば、とてつもないマイナスがセットでやってきます。
すべてセットだと言うことを覚えておいてください。
このマイナスを跳ね返すエネル源が情熱なんです。
情熱の無い人はちょっとしたマイナスで止めちゃいます。
まぁほとんどの人が止めちゃうのが現実で、ほとんどの人はそこまでの情熱を持ってないんです。
フィルナイトが狂ってると言ったのは、彼の情熱は生半可なものではなかったという意味です。
「お前のビジョンは狂いたいほど叶えたいかどうか?」
を試されるから壁を乗り越えるには必ず情熱の力が必要になるというわけです。
そこまでの情熱が湧いてこないということは、
そのビジョンは何が何でも叶えたいビジョンではない証拠です。
たぶんあなたのビジョンは他にある。
原因は自己分析不足です。
つまり、自分のことがよくわかってないということです。
自分にとって最適なビジョンを見つけるためには、
自分自身の価値観や情熱、強みを明確にすることが大切です。
1.自己分析を深める
まず、今の自分をしっかりと理解することが重要です。
自己分析を行うことで、自分にとって本当に重要です。
次の質問をしてみましょう。
「自分に喜びや満足感を与えているのか?」
これまでの人生で楽しかったり、誇りに思ったりした出来事を振り返ります。
それは、何に関連していたのか(仕事、趣味、人との関わりなど)を探ります。
「何に対して情熱を感じるか?」
自分が自然と夢中になることや、誰かのためにしたいことは何かを考えます。
自分が興味を持ち続けられるものをリストアップしてみてください。
エネルギーを感じる活動や役割は、あなたの才能や強みと関連していることがあります。
どのような活動や状況で、自分が最高のパフォーマンスを発揮できるのかを考えてみましょう。
2.自分の価値観を明確にする
ビジョンは、自分の価値観に基づいている必要があります。
価値観は、人生で最も大切にしているものです。
価値観に近いビジョンを持つことで、より満足のある人生を送ることができますます。
優先順位をつける:自分の価値観をリストにし、それらを重要性に応じて並べ替えてみましょう。
例えば「家族」「自由」「成功」「クリエイティビティ」「成長」「社会貢献」など、何が重要なのか特定しています。
3.長期的な目標と短期的な目標を考える
最適なビジョンは、長期的にどんな生活を送りたいか、何を達成したいかといった未来の姿に関わりますが、それは短期的な目標の積み重ねで達成されるものです。
5年後、10年後の自分を想像する:理想の自分がどのように生きているのかを考えてみましょう。
仕事、家庭、健康、人間関係、自己成長などの面で、どんな状態かを具体的に想像してみます。
逆算して考える:長期的なビジョンを持ったら、先に到着するための短期的なステップを逆算して考えます。
4.自分の強みとスキルを活かす
ビジョンが自分の強みと一致していると、達成の可能性が高いです。
自分がどの分野で他の人よりも優秀か、またはどのスキルを高めたいかを考えます。
強みを特定する:自分が得意なことや他人から評価されているスキルをリストアップします。
これをビジョンの基盤にすると、自然と成功しやすくなります。
スキル開発の機会を探す:自分が伸ばしたいスキルや知識を特定し、それを発展させる機会を見つけることも重要です。
5.心からワクワクすることを探す
自分にとってのビジョンは、合理性だけでなく、感情的なワクワク感にも根底にある必要があります。
自分がどんな活動やテーマに対しても本当に心が躍るかを探ってみましょう。