技は歩き方
朝から整形外科へ。左膝は歩くぶんには問題なくなっている。表面のしびれがすこし残っている感じ。右手のほうはしびれは変わらないが、痛みがすこし弱まった気がする。薬がすこし減った。いつもどおり首を牽引するマシーンに10分引っ張られてから帰る。いまのところ、「歩く」「ゆっくり走る」「3ボールをやる」くらいならできるようになっている。
道具づくりの前にすこしボールを投げたら、自分にとってジャグリングの技は歩き方だったのかもしれない、と気づいた。
・ジャグリングは手の散歩
・ボールは靴
・技は歩き方
という感じ。散歩といっても、外を歩くわけじゃないし、要は運動ってことでしょ、とも言えるんだけど、僕にとっては感覚的に散歩、ということが重要なのだ。3ボールカスケードは基本の歩き、走りたいときは5ボールカスケード、みたいなイメージ。だからだいたいは3ボールカスケードでいい。でもたまにはボディスローをしたり、はたまた3ディアボロのハイトスで走ってみたりで、気分を変える。歩き方とかテンポを変える。で、場所はやっぱり、公園がいい。風を感じる外がいい。風があると技が決まりづらかったり練習にならなかったりするが、それで別に構わない。そこが問題じゃない。人に見せる必要もない。引け目を感じていた自分のやってきたジャグリングも、散歩が好きというところから逆算して考えたら、本当にしっくりくるというか、自分のなかで肯定されていく感じがある。
すこし止まっていた道具づくりの手が動き出した。こちらももっとしっくりくるはずなんだと、楽しさにむかってやっていく。
思い出して日記を読み返したけど、3年前から書いている無人島という言葉も、あらためてしっくりくる。でも散歩、という言葉のほうが、楽しそうだし、さらにいまの自分にしっくりくるな、と思っている。