ジャグリング練習日記 #61 いろんな道具
昨日は「いろんな道具を練習しよう」と思い立って、クラブやリングもリュックに詰めて、練習へ向かった。ディアボロの紐も、新品の、すこし長いものに交換。昔バリバリやっていたころの感じで練習に向かう。
公園に着いたら、芝生に全部の道具を広げて、そのなかから気が向いたものを手にとって投げていく。いろんな道具のいろんな技を、手当たり次第にやる。雑多な感じがなつかしかった。こういう風にパッパッパッと切り替えて、それぞれの道具や技のもつ質感、型のようなものを感じていくのが好きだった。自由にダンスのようにやるのが苦手で、道具の方が勝手に、自分の身体を引き出してくれるのが心地よかった。ボール、クラブ、とかいう区別じゃなくて、全部まとめて、自分を引き出してくれるツール、みたいな感じ。いつも練習を始めたら、3ディアハイトス、はい、5ボール、はい、4クラブのファウンテン、はい、3リングのあの技、はい、えーと次は、3ミルでもやるか、はい、という感じで、道具と技をパッパッパッと切り替えていた。それじゃなかなか上手くならないんだけど、別にそんなに上手くなろうとはしていない。それより気持ちよさ優先。それが自分のジャグリング練習の、ほとんどの時間だった。やりながら昔の自分にタイムスリップしていた。
道具をつくるようになると、やっぱりつくれるものはボールがメインなので、ボールという道具のなかで、バリエーションをつくるようになってきた。それはそれで深くて楽しいのだけど、べつに自分がつくったかどうかは関係なく、いろんな種類の道具のいろんな感じが好きだったし、既存の道具を感じるというか、それと自分をかけ合わせる楽しさもあったよなあと、思い出したのだった。