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ジャグリング練習日記 #53　自給自足

板津大吾 / PM Juggling

今日もmyビーンバッグで朝練へ。練習の最初はあいかわらずボールが冷たいけど、陽に当たっていると徐々に温かくなってくる。陽に向かって身体の横を向けているよりも、背中側から身体全体に陽を浴びたほうが、はやく身体が温まる。今日はむしろ春っぽい感じすらあった。これからどんどんジャグリング日和になっていきそうだ。

練習は変わらず5ボールカスケードを中心にやる。フォームが崩れているのはわかっているけれど、もはやもうこのままでもいいから、10分くらいは投げ続けたいなと思った。練習中はObject Episodesを聞いてみるが、あんまり内容も入ってこないし、これはいつもどおり、音楽の方がいいなと思った。

今日は散歩している人がすくなく、天気もいいので、開放感があった。それでふと、この瞬間の自分って、変なやつだよなあと我に返ったりもする。自分でお手玉をつくって、それを公園でイヤホンをして音楽を聞きながらあの手この手で投げて、気分よくなって整って満足して、帰るのである。自給自足で楽しみをつくっているぞ、と誇らしげに考えることもできるが、見方によってはただ単に、あぶないやつだなと思う。今に始まったことではないけれど、どんどんそっちに向かっているんだ、ということは自覚しておいた方がいいだろう…

まあでも、練習中は浮いているけど、戻ったらちゃんと、人のための道具をつくって、繋がっていく。それが僕にとって、道具づくりの活動が必要な理由でもあるのだ。

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