ジャグリング練習日記 #45 ジャグリングから時間を感じる
朝、玲くんから連絡があり、公園で一緒に練習することに。こういうときは、持っていれば何かあるかもしれないと思って、普段は練習していないクラブなんかも張り切ってリュックに詰めてしまう。
晴天のなか、のんびりと練習をはじめる。玲くんは以前よりもサイズを大きくした手づくりの紙のリングを見せてくれた。こちらの方がバランスがとりやりやすいそうだ。逆に小さいサイズも欲しい気がしてきて、DSR方式もいいんじゃないか、なんてことを2人で話した。
練習中、不意にうおーっと思ったのが、目の前で5クラブを投げているのを見たときだ。普段クラブなんて投げていないだろうに、こういうのをひょいっとできるのがやっぱりすごい。習得したのはずっと昔のことだろう。玲くんがジャグリングと過ごした時間が目の前で立ち上がっているように感じた。
「自作の道具を持っている」というのはどういうことか。「5本のクラブがパッと投げられる」のはどういうことか。僕はやっぱり、その人が過ごしてきた時間を感じるから、ぐっとくる。僕はたまたまジャグリングをやっているので、ジャグラーから最も多くの情報を受けとる、ということなのかもしれない。