ピザ回しの回想
午前中はずっとそわそわしていて、お昼ごろ、家族の手術が無事終わったと病院から電話がくる。まだ本人とは連絡がとれていないけど、ひとまず安心した。
午後は通常の仕事をしつつピザ回し。いろいろ動画を撮って、一緒に参加するそいそいに、イメージ共有のため送ったりする。
保育園に子どもを迎えに行く途中、ふと、昔のピザ回し初期のころが頭に浮かんできた。当時は、というか今もそうだが、ピザ職人がアピールのために回すのと、僕たちがジャグリング的に回すのとは、やはり違うものだ。でもさらに、ジャグリングのように回している僕たちでさえ、例えば僕とそいそいとでは、当時から違う「ピザ回し」という概念に向かっていたんだと思う。人それぞれなんだからそりゃそうだという話だけど、いまこうしてジャグリングに一人でみっちり向かいあうようになって、あるいはPONTEでやってきた対談企画なんかを経て、より鮮明にそのことがイメージできるようになったな、と思ったのだ。
ジャグリングと同じで、ピザ回し、と一言でいっても違う星である可能性がある。それで、なんだかそういう混沌とした世界のほうが、ひりりと緊張感があって、ワクワクしそうで、発見がまだまだ埋まっていそうで、僕はいいなと思うのである。