関係性が生まれ育まれる「みよたの広場」というちょっと変わった公園
長野県御代田町に、ちょっと変わった公園がある。
それが、8月29日に始まった、「みよたの広場」。
一体、何がどう違うのか、一般的な公園と5つの点を比べてみた。
利用する人について
一般的な公園は不特定多数であり、みよたの広場は広さや開設して数ヶ月ということもあり特定少数である。今後、利用する人が増えていくことで特定多数になっていく可能性もある。この、「特定」がとても重要だと感じる。
利用する人との関係性について
一般的な公園では、偶然その場に居合わせた知り合い以外と、何か関係が生まれたり育まれる場面は(自分の場合は)なかった。みよたの広場では利用を重ねるごとに特定少数の中で顔見知りが増え、関係性が生まれ、育まれていく。実際に、これまで公共の公園で友達ができなかった我が家の子供たちが、みよたの広場に行って、新しい友達が出来た。
運営の仕組みについて
一般の公園では、基本的に行政からのトップダウンの運営であり柔軟性が低い。その中でも、長野県の公園のクオリティーはとても高いと感じている。一方で、酷いところは、完全管理型となり、規制ばかりとなり、大人のための公園というところもある。さらに酷いのは、手入れされていないような唯の物理的な場所となっている公園。みよたの広場では、利用にあたってのルールの抽象度がとても高い。その都度、運営メンバーと相談しながら利用や遊びが創造されていく。極めて柔軟性が高い。今後、どのような遊びが生まれていくかとても楽しみ。ちなみに、今日は木を切ってお皿を作ろうとチャレンジしたが、思ったより大変で断念。
暮らしの変化について
一般的な公園があることによって暮らしは、大きく変わらず遊ぶ場所が増えるくらいだった。これはこれで、とても大事。みよたの広場が生まれることで、子供たちは毎日の楽しみ(元気な時はほんとに毎日)となり、その場で子供同士の交流が生まれ一つの居場所となっている。我が家は、移住してきたこともあって、周囲にほとんど友人がいないので、親にとっても大切な場になっている。暮らしが劇的に変わることはないが、じわじわと変わってきている。
地域への信頼について
一般的な公園は、その公園が多様性が高く柔軟性があるような場所や運営している地域・自治体の信頼は高まる。特に、佐久平にある「市民交流ひろば」は、多様な方が利用、運営に参加でき、とても素晴らしい公園だと感じている。みよたの広場では、地域に住む方の顔見知りが少しづつ増えることで楽しみが増え、場を共有することや、コミュニケーションをすること、信頼性が徐々に高まっていき、地域への信頼性につながってくる。
まずは、5つの点について比べてみた。
一般の公共の公園とは、ちょっと違うことが少しは伝わったでしょうか。双方に、良い面があるので、これらは二項対立ではなく、相互補完的な関係にあると思っています。
現時点では、まだ始まって約1ヶ月半であり今後、さらに変化していくので、この情報もどんどん変化していくと思う。
どう変化していくのがとても楽しみ。
きっと、場として完成することはなく、絶えずハードもソフトも変化しながら、その時、その場にいる人たちと、最適な場に変わっていくのだと思う。
まさに、一つの生態系のように。
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