熱狂顧客戦略(トライバルメディアハウス高橋遼・翔泳社)
今回読んだのはこちらの本。
「熱狂顧客戦略」
マーケティングに興味を持っている僕にとっては非常に気になっていた本で、
というのも、僕の将来の目的に非常に沿っているような気がしたんです。
読んでみて結論、僕の直感は間違っていなかったように感じました。
そもそもの僕の人生の目的の一つとして、
「スポーツを通して日本を元気にする」というものがあります。
これの実現のためには、スポーツの魅力の最大化を目指すのはもちろん大切だと思うのですが、
スポーツの魅力を(まだ知らない人たちに)届けて、そして好き(ファン)になってもらうことが必要だと考えています。
そのために必要なのが、「マーケティング」ではないかと考えたわけです。
マーケティングにも色々あると思います。
マーケティングと言う言葉自体もかなり広義ですし。
顧客のニーズを調査、分析するのもマーケティング?
いかに多くの人に情報を届けるか、その方法を考えるのもマーケティング?
販売促進のための戦略を考えるのもマーケティング?
正直、正確には理解できていません。笑(勉強します。)
そんななかでもこの本が主張しているのは、
「本当に大切な顧客はだれか」というところ。
そしてそれは、「熱狂的な顧客」だということ。
あらゆるものがコモディティ化するなかで、消費者はモノ消費からコト消費へ移っている。
そんななかでマーケティングも、
新規顧客獲得にばかり目を向けるのではなく、既存のコアなファンを大切にするべきだと。なぜならそのファンの熱が、商品の良さをさらに広げてくれるからである。と。(もちろんこれだけではないので詳しくは本書へ)
非常に本質的で、そして好きだなあと思いました。
なぜなら温かみを感じるから。人間味を感じる。
それこそが本来のマーケティングなんだと著者も言っていましたが、
目先の数字や売上ばかりを追いかけて、売れればいいといったことではなくて、もっと「人と人」で考えられるか。愛があるかが大切なのかなと。
世の中が圧倒的なスピードで変化する中で、消費者の意識も消費行動も変化してきている。そして、企業と顧客の距離も変わってきているように感じます。どんどん近づいている。
僕自身はそんなこれからにワクワクしています。企業と顧客の関係が、もっと人間味を増していくのはなんだか温かみを感じます。(やっぱり、適切な距離感ってあると思いますし、それを見極めるのって難しいですけどね)
僕はそんな変化の激しい世の中に柔軟に対応できて、かつ愛のあるマーケティングができるマーケターになりたいなと思いました。
Daigo