物思いNo.44:ロードバイクのタイヤ交換に初めてチャレンジしてみたら情緒不安定になった
さて、今回はこんなお話。
ロードバイクのカスタマイズ兼メンテナンスのような、タイヤ交換について。
◾️きっかけ
ロードバイクを買ったのが2023年5月。1年ちょっと経過し、現在のトータルの距離は1700km。
週末を中心に月1-2回、一回30-50km、時々100kmくらい立派な休日のんびりまったりローディなわたしです。
ロードバイクに関わらず、自転車で最もメジャーなトラブルといえばパンクです。
学生時代、シティサイクル(ママチャリ)でチャリ通学をしていた時にも何度か経験しています。
幸いなことに、ロードバイクではこれまで一度もパンクしたことがありませんでした。(逆に珍しいのでしょうか?)
そんな中、ふとタイヤをみると、なんだか側面を中心にあちこちひび割れているではありませんか。
いつ頃からこの状態だったのかは、正直わかりません。
そして、いかんせん交換すべきなのかどうなのか、いや、交換した方がいいのだろうけど、今すぐ交換すべきなのか、まだ粘れるのか、というのが皆目検討がつきません。
考えた結果、ひとまずはロードバイクを買う時にも相談した知人に、写真を送って相談したところ、
「これはいつバーストしてもおかしくないから、即交換です」
との返答。
・・・事は意外と深刻な状況だったらしい。
そんなことを知らずに最近、ナイトライドをし始めていたのです。もし真っ暗な中でタイヤがバーストしていたら・・・なんと恐ろしいことか。
買った時に最初からついている初期装備のタイヤですし、もちろん一度も交換したことはありません。
また、いつかは訪れるであろうパンクトラブルに練習はしておきたかったのは事実。外で走っている時に突然パンクしたら?という恐怖はずっと頭の片隅にあったのです。かといって意図的にパンクさせるわけにもいかないわけで。
知人の一言に背中を押される形で一念発起、自分でやってみようと思いました。
◾️どうやってやるのか
とりあえず今自分が使っているホイールやタイヤについて整理。
タイヤ:VITTORIA ZAFFIRO (KB) 700x25C
ホイール:SHIMANO WH-RS171
今使っているタイヤの太さは25cでした。
特に何もなければ同じサイズを買えばOKではあるのですが、今回は、一つ太いサイズである28cに変更してみることに。
どうやらタイヤが太くなると、路面の凹凸の振動吸収や排水溝の乗越え、カーブが楽になるらしいのです。
ただ、サイズをアップするとなると、
・今のホイールにそのままつけられるのか?
・チューブのサイズもあわせて大きくするのか?
・ロードバイク本体にはそのまま取り付けられるのか?
ということも考えないといけなくなり、いろいろと下調べ。
いまのホイールのサイズは19cとなっており、そこに28cのタイヤをつけているネット記事もいろいろでてきたため、結果としては、今のホイールのまま28cのタイヤも履けそうだ、チューブも28cのものにすればいい、ということでまとまりました。
(この記事の図解がわかりやすかったです。)
また、太いタイヤにしたらそれはロードバイク本体にはまるのか?という部分。タイヤと本体フレームのスキマに5mmの六角レンチが入ればOK、という基準があったので、それを元に確認したところ、こちらも余裕でした。
◾️どのタイヤにするのか
まぁ、どのタイヤがいい、とか、コスパに優れている、とかと言う情報はたくさんあるわけで、どれを選べばいいのやら、とかえって混乱もしましたが…。
まぁこう言う時はとりあえず王道だろう、ということで、コンチネンタルのGP5000を選択。オールマイティな性能で、耐パンク性能も高いようです。
色は黒のみのものにしました。
ただ、いろいろなところで「新品は異様に固い」「固すぎて交換を諦めた」という話もちらほら。
こちらの動画では固くて諦めたと・・・そんなに?
◾️いざ挑戦
ということで、自転車屋さんに行って買ってきました。
今回はタイヤの交換のほか、中に入れるチューブ、そして、リムテープも一緒に交換することにしました。
動画がたくさんあるのでいくつかのものを見てみました。
使う工具は、ライド中にパンクした場合を想定していつもツールケースに入れている携帯工具です。諸々の工具とタイヤレバーが一緒になっているタイプです。
まぁ、なるべく工具を使わず、手でやれることに越した事はないなと思って、手での作業を心がけました。
とりあえず前輪からチャレンジです。
まずは初期装備のタイヤとチューブを外します。
完全に空気が抜ければタイヤとチューブが手で簡単に左右に動くようになります。
ここでタイヤを一周させながらタイヤをもみほぐしていきます。その後に手前か奥かにぐっと押し込む・傾ける感じで動かします。まぁ外れる事は外れたのですが、結構力技でした。
リムテープの部分。
交換しなくてもまだ使えるかもしれないけど、今回は勉強もかねて交換しました。
しかし、ここで問題発生。
元々ついていたリムテープは20cのサイズのようで、買ってきたのは18cのサイズでした。
自分のリムのサイズが19cと把握していたのに、リムテープの売り場に18cと20cのサイズしかなかったため、「あれ?」とはなっていたのですが。
とりあえず交換はしましたが、これが吉と出るかどうか…。
タイヤの片側、ビードと呼ばれる端の太い部分をはめていきます。
・・・が、ここでGP5000の「固い」というのを痛感することに。
これか、この感覚のことか!はめ込む時の遊びがない感覚というか、力をかけても動かない感じというか。
なんとかはめこみ、今度はチューブをはめていく。
ホイール本体の溝であるリムに入れ込むように意識。
軽く空気を入れてから、といっても、どれくらい入れれば良いかわからないので、元々の交換前のチューブの手応えを参考にして、ほんのちょっとだけいれました。それをリム(ホイールの溝)にちゃんとはまるようにせっせこ入れ込みます。また、捻れたりとかもしないようにすべし、とのことなので、結構念入りに確認。
で、タイヤをはまっていないもう片方をはめ込みます。
ホイールに沿ってくるっとはめていきます。
最後の最後は確かに固かった、が、動画を参考にゆっくりと端からやっていれば、手だけでも入りました。
あれだけ散々に言われたGP5000でできたのなら、他のタイヤでもできる気がしてきました。笑
◾️乗り心地、変わった?
世の中にタイヤのレビューなどはたくさんあるが、本当に乗り心地が変わるのだろうか?自分で感じ取れるのだろうか?
正直斜に構えたり、自分レベルではわからない次元の高い話なのでしょう、と思っていました。
一番怖かったのは、「またがった瞬間や漕ぎ出し直後にパンク」というシチュエーションだったのですが、どうやらそれがないということは、うまいことタイヤとチューブの交換ができていたのでしょう。
おっかなびっくりで乗りながらも、乗り心地の違いを頑張って探ろうとしていました。
乗った感覚としてすぐにわかったのは
・こぎ出しはなんかちょっと重たいかも
・しかし、30km/h前後くらいになると、スピードの維持がしやすいかも
・地面からのガタガタな振動がマイルドになったかも
というものでした。
まぁ、たかだか30lmくらいのライドで何言ってんだ、という話ですが。
重くなったのは、そりゃあ前は25cのタイヤで今回が28cと物理的に大きくしたのですからいわば当然。
しかしながら、地面の凹凸の衝撃が減る、というのはタイヤの太さを増した恩恵は受けているのかもしれません。もっと長い距離を走ると実感するかもしれませんね。
また、サイクルコンピュータのデータをみると、何度も走っているコースなので走っている時間や距離は変わっていないのに、平均時速が1kmくらい早くなっていたのですよね。
これはつまり、道中の走っている時間のスピードがあがったということでしょうか。(風やその時の体調、調子によって左右もされるでしょうけども)
あと、明確に違いを感じたのはダンシング(立ち漕ぎ)をして自転車本体を左右に振ったときでした。
自分のクセであり意図的な行動として、結構自転車本体を左右に動かすダンシングをするので、これまでだとかなりぶんぶん横に揺れる感じだったのが、明らかにタイヤが地面とくっついている感じがありました。いわゆるグリップ力、というやつでしょうか。
◾️終わりに
次なるカスタムとして気になっているものは、ビンディングシューズ/そのためのペダルです。
・・・が、それに手を出したらいよいよガチ勢感が。。。
あとは、ホイールですね。初期装備品は鉄下駄と呼ばれるようなものらしいので。
ただ、ちゃんと洗浄もできていないのもあり、ギア周りが結構汚れてしまっているし、チェーンにサビっぽいものがあることにも気づいてしまった。
とりあえずはちゃんと洗浄する、もしくはプロの洗浄屋さんに依頼してすっきりしてからか。
それでは、今回はここいらで。
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