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大吟醸ミュージック

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音楽にまつわる今と過去
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2020年3月の記事一覧

おかしくなっていく世界でPassion PitのSleepyheadを聴く

志村けんさんが死んじゃうなんて思ってなかった。もっと先の未来に本当の本当におじいちゃんになった時に、幸せに穏やかに亡くなったのを聞いて「いっぱい笑わせてくれてありがとう」と思うんだと思ってた。 私はドリフターズがバンドで、ビートルズの来日公演の前座をしたなんて知らない世代。はっぴ着て並んで歌ってる姿の方をすぐに思い出す。ねぇ、ホントにどんな音楽演ってたの?と今更聞きたい。 でも彼らってコメディアンとして格が違うよね。それぞれの芸名だって、今このクオリティで名前つけられる人

届かなかったCut Copy

震災が起こった季節になると思い出すことがある。 カットコピーというオーストラリアのバンドが好きでよく観に行っていたし、アルバムも持っていた。その頃には既にモジュラーレコードの人気バンドとして色々なシーンで活躍するようになっていた彼ら。 3枚目のZonoscopeというアルバムのジャケがあまりにかっこよかったので、ポスターとかいろいろ特典が付いた初回の限定版をメルボルンから送ってもらうことにした。 かっこよくない? バンドのフロントマンのダンがもともとグラフィックデザイ

P.S. I Hope You're HappyがBlink-182だった

チェインスモーカーズのこの曲を聴いていると、この曲を思い出した。 メロディ似てる。というかI Miss Youにしか聞こえなくなってくる。Hello there...の出だしとか。と思ってたらfeaturingだった。 人物的にはちょいダサだけど稀代のと言っても過言でないシャレた曲を作りまくるチェインスモーカーズと、基本下品で裸でおバカを全力で表現しながらも心を鷲づかみにする曲を世に残してきたブリンクは正反対。 時代も違うしね。チェインスモーカーズは今っぽく草で、ブリン