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カレーライスは当たり前じゃない


家庭のカレーって、なんであんなに美味しいんだろう。

実家で暮らしていた時はカレーライスなんて定番中の定番料理で、あたりまえだと思ってた。
いつ食べても変わらない、無難な美味しさ。
安心感すら覚える味だ。

一人暮らしをして初めて、気づいた。
カレーライスは当たり前なんかじゃない。

カレーライスを作るのは意外と時間がかかる。
まず、具材が多い。
お肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ...
とにかくじゃがいもの皮剥きと芽を取る作業が面倒くさくて、なるべくやりたくない。
でもカレーライスは、お肉も、じゃがいもも、にんじんも、玉ねぎも、当たり前のようにそこに存在していて、なくてはならない具材なのである。
そして、なんとか具材を切り終えたあとも、カレーライスには煮込む過程があるため完成するまでに時間がかかる。

意外と、手間がかかるのだ。

そしてもう1つ、一人暮らしをして初めて気づいたことがある。
(家庭の)カレーは、作らないと食べれないということ。

大半の料理は外食でまかなえるのに、だ。
CoCo壱のカレーは私が知っている家庭のカレーではない。

カレーライスなんて、まじでめちゃくちゃ美味しいし、もう、食べたい時に食べられるものならお金なんて出すのに。
食べたかったら、手間をかけて作るしかないのだ・・・

カレーライスは当たり前じゃない

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