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教職課程認定制度の先行研究

 尊敬する先輩職員が「大学設置認可制度の先行研究」をブログにまとめています。

 先輩を真似て,また,私自身のメモ用に「教職課程認定制度の先行研究」をまとめてみました。
 事例が多く掲載されている『教師教育研究』(全国私立大学教職課程協会)や政策解説記事の多い『シナプス』(ジダイ社)については十分に拾いきれていません。

制度史


・竺沙知章・大谷奨(1999)「1954年教育職員免許法改正前後における中等教員養成の展開」兵庫教育大学研究紀要,19,41-53.
・小池俊夫(2010)「開放制教員養成の哲学と現実」学苑,835,1-10.
・大岡紀理子(2014)「新制大学成立後の教員養成についての一考察―養成機関の実態と教員養成における諸課題を中心に―」日本教育史論集,1,27-34.


政策


・若井彌一(1979)「教員養成課程認定行政の検討―その指導・助言的性格の意義と問題点―」日本教育行政学会年報,5,177-193.
・岡本洋三(1992)「教員養成における課程制について」鹿児島大学教育学部研究紀要,43,95-124.
・勝野正章(2006)「教職課程の認定と評価をめぐる最近の政策について」日本教師教育学会年報,15,26-32.
・岩本俊郎(2011)「教員養成における開放制の原則をめぐる問題」立正大学心理学研究所紀要,9,3-14.
・岩田康之(2013)「教員養成改革の日本的構造―「開放制」原則下の質的向上策を考える―」教育学研究,80(4),414-426.
・木内剛(2013)「近年の課程認定政策と大学の自主性・自立性」日本教師教育学会年報,22,32-39.
・岩田康之(2014)「日本の教員養成教育における「質保証」の現状と課題」教員養成カリキュラム開発研究センター研究年報,13,45-54.
・森田真樹(2014)「私立大学から見た教員養成改革議論と教職課程の質向上及び高度化の方策」日本教師教育学会年報,23,10-19.
・松宮慎治(2015)「教職課程認定申請の動向について : 指摘事項を中心に」教師教育研究 ,28, 73-83.
・岩田康之(2018)「「開放制」原則下の規制緩和と教員養成の構造変容(1) ―2005 年抑制策撤廃後の小学校教員養成の動向と課題―」教員養成カリキュラム開発研究センター研究年報,17,49-56.
・勝野正章(2019)「課程認定行政の問題点と改革の方向性」日本教師教育学会年報,28,42-50.
・藤谷哲・峯村恒平(2020)「教員養成課程における「再課程認定」と「開放制」の変動」人と教育,14,58-64.
  

諸外国との比較


・佐藤仁(2005)「米国教員養成機関の質保証における課程認定とアクレディテーションの連携」アメリカ教育学会紀要,16,47-55.
・本柳とみ子(2008)「オーストラリアにおける教員養成プログラムの認定に関する一考察」早稲田大学大学院教育学研究科紀要別冊,16(1),95-105.
 

コアカリキュラム


・牛渡淳(2017)「文科省による「教職課程コアカリキュラム」作成の経緯とその課題」日本教師教育学会年報,26,28-36.
・田中真秀(2019)「コアカリキュラムを網羅した教職課程の実態―教育職員免許法改正に伴う現状と課題―」川崎医療福祉学会誌,28(2),493-500.
・丹野傑史(2020)「教職課程コアカリキュラムの検証-特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する理解について-」長野大学紀要,41(3),27-36.


実地視察


・中村拓昭(2007)「教職課程の現状と課題--教職課程認定大学実地視察の事例報告」 教師教育研究,20,25-33.
・小山悦司(2008)「教育実習をめぐる改善・充実の動向--実地視察報告書の分析を中心にして」国際教育研究所紀要,19,47-57.
・尾内里江・大森隆子(2013)「教職課程認定大学実地視察 : 東海地区の私立大学における一事例」椙山女学園大学教育学部紀要,6,259-266.
・田川知秀(2013)「平成23年度教職課程認定大学の実地視察について : 中国地区4大学の視察結果から」広島文教女子大学教職センター年報,1,77-81.
・八尾坂修(2013)「教職課程認定・実施視察の機能―教員養成の質保証をめざす―」日本教育経営学会紀要,55,27-38.
・加藤宏(2014)「開放制を原則とした特別支援教育時代の教員養成:実地視察10年間の報告に見る必修要件未達成問題と質保証への課題」筑波技術大学テクノレポート,21(2),29-35.
・佐々木徳貴(2014)「平成24年度教職課程認定大学実地視察の報告」教師教育研究, 27,43-53.
・三尾真琴(2017)「教職センターの役割と課題 : 中央教育審議会答申と教職課程認定大学等実地視察報告書に着目して」帝京科学大学教職指導研究:帝京科学大学教職センター紀要,2(2),43-49.

事例


・千葉昌弘・荒尾貞一(2011)「一般大学・学部における教職課程教育の課題と実践─北里大学獣医(畜産)学部を事例として─」北里大学一般教育紀要,16,71-90.
・大須賀久範・宮川充司(2013)「教職課程認定基準からみた私立大学教育学部の教職課程」椙山女学園大学教育学部紀要,6,267-282.
・山本和行(2014)「天理大学設置時期における教職課程の位置づけ」総合教育研究センター紀要,12,1-10.
・松宮慎治・清水寛之(2015)「教職課程の認定申請業務に関する教職協働の事例報告」大学職員論叢 ,3, 91-97.


その他


・日本教育学会教育制度研究委員会(1989)「新教育職員免許法に基づく再課程認定に関する意見
・日本教育学会教育制度研究委員会(1989)「新教育職員免許法に基づく課程認定に関する意見
・光田尚美(2008)「教員養成に関する研究の現状と課題」関西福祉大学研究紀要,11,181-189.
・村松常司(2018)「巻頭言:再課程審査を受けて」東海学園大学教育研究紀要:スポーツ健康科学部,4.


 課程認定制度の成立過程,諸外国の制度との比較研究がなかなか見つけられませんでした。今後も追記していきたいと思います。


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