教員免許の国家資格化をめぐって
日本における議論 高度専門職業人として,教員に普遍的に必要とされてきた資質能力に加え,学校安全,特別支援教育,ICT教育…といった,より高度でかつ新たな教育課題に対応するため,教員養成の大学院レベル化や教員免許の国家資格化が度々提案されてきました。古くは戦後まもなく教員免許法の立法過程で,近年では民主党政権下の2012年に出された中央教育審議会答申「教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策について」において,さらに2015年の自民党教育再生実行本部の第四次提言で