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企業ラグビー選手として現役引退後、平成17年(株)ジャコラを創業し、プロテイン、サプリ…

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企業ラグビー選手として現役引退後、平成17年(株)ジャコラを創業し、プロテイン、サプリメントのブランドを立上げる。令和2年(同)東京スポーツギバーを設立し、コンサルティング、人材育成に従事。ラグビー選手のセカンド・キャリアに関する論文を執筆し、キャリア支援、サポートを行っている

最近の記事

人生年表について

 キャリアにおける自己概念(ありたい自分)を形成するには、これまでの人生経験を振返り、自分なりの共通するパターン、加えて、テーマを見つけ出し、仕事に対する意味づけ(価値観、自分の姿勢、あるべき姿)を明確にする必要がある。  また、これまでどのように転機を乗り越えてきたのかについて能力の棚卸し、加えて、行動特性の分析により強みを明確化し、価値観に基づくモチベーションの源泉を認識できる。 1992 國學院大學久我山高校にラグビー推薦入学し、片道2.5時間かけて通学する(挑戦、一皮

    • 自己効力感が、キャリアを成功に導く。

      ラグビー選手は、引退後に、仕事などをうまくやれている人とうまくやれていない人がいます。私は、その差の原因を分析し、セカンドキャリをうまく形成できる人、セカンドキャリで埋もれてしまう人、それぞれに一定の傾向があることを突き止めました。キャリア・トランジションをうまく進めるためにどうすればよいのか?それには、引退後のある期間の過ごし方や、モチベーションのベクトルを変えることが重要になってきます。セカンドキャリアで成功するためには、引退後のある一定期間の過ごし方と、周りの適切なアド

      • ラグビー選手のセカンド・キャリアサポートについて

        現状分析と目標   日本ラグビー界における引退後のキャリアは、変革が求められています。 現在のラグビー界は、一つのチームの中に、正社員(社員選手)、契約選手(プロ)が混在し、選手たちにとって、今ひとつ引退後のキャリアが定まらない状態が続いています。日本ラグビー界が、キャリア・トランジションのあるべき姿を明確にしない限り、ラグビーはこれ以上の競技普及も望めないでしょう。また、職業選択における観点からも、ラグビーという競技が、次世代が選ぶスポーツ競技の対象から外されてしまう懸念を

        • ベーシックスキル(基礎)の重要性について

           井上選手は多くの偉業を成し遂げた今もなお、基礎であるシャドーボクシングのトレーニングについて、毎回100%の力で時間をかけて取り組むことが伝えられており、(NHK 王者・井上尚弥の10ラウンド)よい影響を受けた。また、所属ジムの大橋会長からは、誰もが手を抜きたくなるような地味な練習を、ここまでしっかり向き合うチャンピオンは過去に見ないと語っており、基礎の重要性を再認識できた。  一方で、変化が激しく、不確実性が高いビジネスにおいて結果を残すには、応用(実践)から入り、課題が

        人生年表について

          目的とは無関係な雑念がゴールを阻む

           NHK「王者・井上尚弥の10ラウンド(再)」において、井上選手の言葉に感銘を受けた。 (井上選手が語った内容)  ・ボクシングを始めてからこれまで、相手を倒す、打ち負かすなど考えた    ことは一度もない  ・自分がやっているのは、ボクシングというスポーツであり、ゲームであ   る  ・ゲームをクリアするには、パズルを完成させる必要があり、最後の 1ピー  スが「カチッと」はまったときに、クリア(相手をKO)できるイメージ  因みに、タパレス選手との試合はKO勝ちしたものの

          目的とは無関係な雑念がゴールを阻む

          強い意思決定は、限界値を引き上げ、困難を乗り越えやすくなる

            私の人生は、4歳からラグビーを始め、憧れていた國學院久我山高校(以下 久我山)にラグビー推薦で進学し、目標であった花園(全国大会)にレギュラーとして出場を果たすことができた。神奈川県逗子市にある自宅から杉並区にある久我山まで片道2時間以上の通学や、先輩から壮絶なイジメを受けても、ラグビーを辞めようと考えたことは一度もなかった。   成功体験を得られた理由として、明確な目標設定が考えられる。自らが強い思いで意思決定したことにより、目標に辿り着くための試行錯誤する力が湧き、あ

          強い意思決定は、限界値を引き上げ、困難を乗り越えやすくなる

          フィードバックの重要性について

            ラグビー選手引退後の仕事を上手く進めるためには、上司や同僚からフィードバックをたくさんもらい、自我を抑え、指摘された弱点や課題を真摯に受け止め、向き合う力が求められる。理由として、ラグビーにおける課題、加えて、弱点については可視化しやすいものの、ビジネスにおいては状況や環境により求められる能力、役割、スキルが異なるため、内省そのものが難しくなる。 従って、引退後のキャリアが円滑に進まない要因として、周囲からのフィードバックの不足が考えられる。自ら積極的に行動を起こし、フィ

          フィードバックの重要性について

          キャリアトランジションを円滑にするために

            ラグビー選手のセカンドキャリアに関する研究(中曾 2023)を行ったところ、インタビュー対象者から、キャリアパスを上手く進められなかったことを語られ、今後も出世は見込めないとの内容だった。選手として成功しても、ビジネスにおいても上手くいくとは限らないことを示している。  ビジネスキャリアを上手く進めるには、選手時代の自己認知(強み、価値観)を活かし、新たな目的を定め、自分を創りなおす必要がある。   一方で、トランジションを自分に円滑に進めるには、自分に不足する資源に気

          キャリアトランジションを円滑にするために

          スポーツの視座からビジネスリーダシップを捉える

          背景  スポーツのリーダーシップは勝敗を決定づける、重要な役割であるにもかかわらず、実績や結果論で語られることが多く、論理的ではないことも多い。これからのリーダーシップ論に、先鞭をつけていきたい ・スポーツとリーダーシップには密接なつながりがあり、優れたリーダシッ     プにおける成功事例には枚挙にいとまがなく、輝かしい功績の陰には、か  ならず良質かつ優れた影響力(リーダシップ)があるといわれている ・スポーツ選手としての的確な状況判断、スピーディーな意思決定力は、

          スポーツの視座からビジネスリーダシップを捉える

          はじめまして

          中曾 紀彦(なかそ としひこ)1975年生まれ 4歳から鎌倉ジュニアラグビースクールで競技人生をスタート 国学院大学久我山高等学校に進学後、2年、3年時に全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。帝京大学に進学後、4年時に全国大学ラグビー選手権大会に出場 横河電機(株)入社3年目のシーズン中、頚椎損傷により現役引退 18年間スポーツに関わる仕事に従事している ・2005年~ (株)ジャコラを設立。プロテイン、サプリメントブランド「JUCOLA」をスタート。商品企画、販売、

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