人前で話せない私が学んだ、緊張を和らげる秘訣!480回の挑戦と失敗が教えてくれたこと
はじめに
あなたは人前で話すのは得意ですか?
この記事では、私自身の失敗談をもとに、AIを活用した緊張克服法をご紹介します。
自己紹介で声が震えた経験はありませんか?
プレゼンで言葉が詰まったり、会議での発言に自信を持てなかったことは?
社会人として避けられない場面ですが、緊張で言葉が詰まり、何を話していいのかわからなくなった経験は、みなさんも一度はあると思います。
私自身、テレビ制作の仕事をしていた頃、観客100人を前に「前説」を任されることがありました。
注意事項を伝えたり、観客のテンションを上げるのが私の役割でしたが、話すことが得意ではない私はプレッシャーで何度も失敗しました。
100人の観客の前に立つと、話すことが苦手な私は頭が真っ白に…
あの時の恐怖は今でも忘れられません。
泣きそうになりながら、その場をなんとか乗り切るしかありませんでした。
この記事では、私が経験した緊張や失敗のエピソードをもとに、話すことに自信がない人でも安心して乗り越えられる方法をお伝えします。
そして、今ならAIを活用して、もっと簡単に準備と練習ができる解決策もご紹介します。
前説での苦い体験
「前説」と聞くと、若手芸人がしているイメージがあるかと思います。
番組によっては、若手の芸人さんが前説をすることがあるのですが、
私が担当していた番組は視聴者層が高く、内容も時事ネタを扱うこともあり
スタッフが全て対応していました。
前説は、番組観覧に来られた100人の前で、注意事項を伝えたり、雰囲気を盛り上げたりするのが主な仕事でした。
簡単そうに思われるかもしれませんが、実際には予想以上に緊張を伴うものです。
長引く場繋ぎと崩れる自信
番組は2本撮りなので、2回前説を行います。
ある日、1本目の収録が押し、次の収録のスタジオセット転換の準備も押してしまったのです。
結果、2本目を観に来たお客様を予想以上に待たせることになりました。
普段であれば40分程度の場繋ぎをするだけで済むのですが、その日は1時間以上、お客さんの前で話し続ける必要がありました。
しかも、朝からバタバタと準備に追われ、収録内容や話す内容を事前に整理する時間が取れないまま本番を迎えてしまったのです。
最初は注意事項を、淡々と伝えるだけで何とか場を持たせることに。
しかし、時間が経つにつれて話題が尽き、お客様の表情にも退屈な表情が見え始めました。
お客様がイライラしているのも伝わっていました。
頭が真っ白になる瞬間
ピリピリした空気に「次に何を話せばいいのか…?」脳内はパニック状態。
事前に用意した話す内容も、緊張とプレッシャーで全て吹っ飛んでしまいました。
さらに追い打ちをかけるように、観客からの野次。
「お前、いつまでダラダラしゃべってんねん。早くしてくれや!」
背中から大量の汗が止まらず、頭の中で何度も「もう無理だ、ここから逃げたい」と繰り返していました。
泣きそうになりながら乗り切ったものの…
なんとか時間を埋めるために、手当たり次第に話しました。
しかし、自分でも何を言っているのかわからない状態に…
観客の反応も薄く、無表情の人が増えていくのを見て、さらに焦りました。
ようやく2本目の収録が始まり、力が抜けて座り込みそうになりました。
心の中で「もう二度とこんな仕事はしたくない」とさえ思ったほどです。
この経験がトラウマになり、しばらく収録の前日は野次が飛んで前説ができなくなる夢を見るほどでした。
この体験が教えてくれたこと
振り返ると、この苦い経験の背景にはいくつかの原因がありました。
準備不足: 台本を読み込む時間がなく、話す内容を整理できていなかった。
長引く場繋ぎ: 予想外の長時間により、話題が尽きてしまった。
緊張とプレッシャー: 野次や観客の反応が、さらに追い詰める要因となった。
当時は、「緊張するのは自分の能力が足りないからだ」と自分を責めていましたが、今振り返ると準備やサポートの不足も大きな原因でした。
当時はそのことに気づく余裕もなく「やりたくない」と思いながら、10年近く私は前説をしていたのです。
結果として、約480回、延べ48,000人の人たちに話をする経験を重ねることになったのです。
続ける中で、少しずつ変化が生まれた理由
制作陣として関わるようになったことでの改善
初めて「前説」を任された頃は収録内容を、ほとんど知らされない状態でした。
そのため、何を話せばいいのか曖昧なまま、毎回緊張と不安の中で進行していました。
しかし、その後、私は制作陣として番組の企画段階から関わる機会を得るようになったのです。
収録の内容や出演者の情報を事前に把握できるようになったことで、次のような改善が生まれました。
話す内容に具体性が生まれた: 番組内容を基にトークを展開できるため、「ネタ切れ」の心配が減る。
観客との共通点を意識: 観客が興味を持ちそうな部分を予測して話題を選べるようになった。
自信が持てるように: 「何を話すべきかわかっている」という安心感が、緊張を少しだけ和らげてくれた。
特に印象的だったのは、前説が終わった後に観客から「あなたの話、面白かったよ」と声をかけられた時です。
お世辞かもしれませんが、それまで自分の話し方に全く自信が持てなかった私にとって、その言葉は大きな励みになりました。
「少しはうまくなったのかもしれない」と思えるようになり、それが次の前説を乗り切る力になったのです。
それでも難しかったこと
制作陣として番組内容を把握し、話す内容が整理しやすくなったものの、根本的な課題はまだ残っていました。
それは「緊張そのものを克服できない」という問題です。
頭の中で話す内容を整理しても、本番で吹き飛んでしまう。
観客を前にすると、緊張が一気に押し寄せ、考えていた言葉が出てこなくなるのです。
いくら準備をしても、次のような状況に陥ることがありました。
話がまとまらない: 本番で何を話しているのかわからなくなり、自分自身がパニックになる。
観客の反応に振り回される: 野次やざわめきに気を取られ、本題からそれてしまう。
失敗が恐怖を呼ぶ: 一度つまずくと「また失敗するかもしれない」という不安が膨らみ、さらに話せなくなる。
たとえば、話の途中で観客の反応が思ったほど良くないと感じた瞬間、頭の中で「このままではダメだ」と焦り始めます。
そして、焦るほど言葉が出なくなり、結果として話の筋道が完全に崩れてしまうのです。
改善を実感しながらも、緊張は根深い問題
制作陣として情報を得て準備を進められるようになったことで、表面的には「進行がスムーズに見える」ようになりました。
しかし、その裏側では、緊張と戦う日々が続いていたのです。
「面白かった」と言われた日もあれば、終わった後に「もっとこう話せればよかった」と反省ばかりの日もありました。
準備と練習が自信を支えることは間違いありませんが、それだけでは根本的な緊張を解消するには至らなかったのです。
この経験が教えてくれたこと
緊張の克服には、情報を得る準備や自信を持てる環境作りが重要である。
それでも、緊張が根深い場合は、それを補う具体的なサポートやツールが必要だということ。
もしあの時AIがあったら…
前説を任された頃、私はいつも緊張と準備不足に追い込まれ、苦しい思いをしていました。
AIを勉強するようになり、「もしあの時、AIが手元にあったなら、どうなっていただろう?」と考えることがあります。
AIはきっと、私の手足のような存在となり、あの苦しい瞬間をもっとスマートに乗り越えられる方法を提案してくれたに違いありません。
AIで解決できたポイント
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