240127
先週で中山開催が終わり、今週から東京開催スタート。
芝の写真をパッと見る限り、全体的に馬場状態はよく、時計・上がり共に早くなりそうな予感。しかしよく見てみると内ラチ沿いの芝がもっさりしており、ラチを走るにはパワーが求められそう。基本は前目から上がりを使える馬(ラチ沿いを走る馬はパワー兼備)を狙いたい。
京都はBコース代わりになった先週は外差しに。これはまだ馬場の耐えていた場所に出すことができたことによるものであると考えられ、先週が重馬場開催だったことを考えると、もう外も死んでいる可能性が高い。馬券購入者の意識が外差しに寄っている間に、いったいったで決まるレースで儲けたい。
小倉は良馬場になることで先週に比べると差しやすい馬場になりそう。ただラチ沿いが荒れてきたことにより内を開けるようになることも考えられ、騎手意識との戦いになりそう。全部のレースを注視しておきたい。
また、ダートについては東京と小倉で凍結防止剤が撒かれたとのこと。東京の含水率が高めなのでややタフ寄りだと考えられ、持続力のある差し馬をメインに狙っていきたい。
(土曜朝の測定では4%台になっていたので想定よりはマシか。ただ冬の割に高いのは変わらない)
東京8R
◎ 10 キタサンドーシン
◯ 13 アコークロー
▲ 6, 7, 12
ダートは差しを狙いたいと言いつつ本命はキタサンドーシン。
この馬は中緩みする展開では滅法強く、今回はそれが叶うメンバー構成。夏の新潟で好走しておりタフ馬場は問題なく、しっかり緩んだラップから3ハロンまとめちょい脚使って突き抜ける。
対抗は東京2100実績あり、鞍上も安心ルメールのアコークロー。
前走の凡走でキタサンはもう少し人気を落とすかと思ったが、このワイドで4倍もらえるなら勝負できるオッズ。実力の割にオッズのついている6, 7, 12あたりを含めた3連系も視野に。
東京10
◎ 8 オーキッドロマンス
◯ 7 スピリットガイド
▲ 4, 10
京王杯出走メンバーが3頭いるメンバー構成。今回もレース展開を作っていくのはジャスパーノワールだろう。この馬はジャスパー×森厩舎らしく、1200の行った行ったでどこまでという競馬が売り。しかし懲りずに1400に出てきており、以前より折り合いがつくといったコメントから、陣営としては距離の融通も効かせたいのだと推察される。だとすると今回は京王杯よりも少し抑えたペースで行くと考えるのは自然の流れ。
本命は同レースで3着に入ったオーキッドロマンスに。
差し馬2頭での決着となった中、2番手で道中進め、ハイレベル戦だった阪神JFで3着となるコラソンビートと0.1秒差、2着ロジリオンとはタイム差なしに粘っており素直に評価できる。
今回も対戦することになるロジリオンとの比較だが、ジャスパーが作り出すペースを考えると、流れた京王杯の方がロジリオンに向いたと考えられ、もう少し緩い流れになると考えられる今回はオーキッドロマンスが逆転することは充分可能。
馬場のいいジャスパーの外2を楽に取れそうで、突き抜けを期待。
対抗はスピリットガイド。中山1200からの参戦で人気していないのだと思うが、勝ち上がりは東京1400であり、東京の長い直線コースでも走れることは証明済み。2走前の黒松賞は前残り展開であり評価を落とす内容ではない。勝馬ものちにフェアリーステークスで2着となるマスクオールウィンであったことを考えるとハイレベル戦であったと言える。
前走の1勝クラスも1,2番手で競馬した馬が馬券内に残る中、中段から上がり最速の脚を使って差し切り勝ち。最後まで脚色が衰えなかったことからもこの馬の持続力性能には問題ないと判断できる。
追走力の求められる中山1200での経験がジャスパーが逃げる今回に活きてくるはずで、持ち前の持続力でどこまで。
能力だけでいうとメンバー上位のダノンだが、気性に不安がある中での初輸送、それが考慮されてかは不明だが軽い調教内容から抑えまでの評価。位置取り的には前目につけれるはずなので、あとは能力でどこまでこなせるか。そもそも東京コース自体は合っていない。
イサチルシールドは期待を込めて紐に買いたい。新馬は時計平凡も、前走は高速馬場とはいえ1.07.7で走っており、前目で粘り込める力は評価できる。
個人的にイスラボニータ産駒に注目していて、この産駒はどんな条件でもラスト2ハロンくらいでそれなりの脚を見せることができるのだと考えている。これにより、スロー瞬発戦になりやすい東京などの直線の長いコースで好成績を挙げており、ラスト2ハロンの脚が求められやすい京都外回りではとてつもない成績を残しているのだと思われる。この産駒の興味深いところはこの最後の末脚がスローペースでなくても出せるところで、このことが追走力×ギアチェンジの中山外回りや、相対的に全馬の脚色が鈍る重馬場での成績の良さにつながっているのではないかと考察している。
本質は長い直線でのギアチェンジからの末脚であり、イサチルシールドも距離の不安はあるもののこなす可能性があると見ている。
人気の一角のロジリオンだが、前述の通り展開が相対的に向かなくなる且つどうせ後方待機の三浦皇成と、前走追い出しが遅くなるロスがあったことを考慮しても買いづらい。
ただの自慢話になるが、京王杯では本命コラソンビートの対抗に据え、美味しい思いをさせてくれた馬である。ただ前走時は距離延長の謎馬が多い中で展開がむく&打点も示しているロジリオンが8番人気に甘んじていた。今回は展開微妙なことに加えてグリグリの人気を背負うことになり、個人的にも買う理由はなく、また見合うオッズの時にお世話になりたいと考えている。
東京11
◎ 6 バトルボーン
◯ 9 フライライクバード
▲ 4 レインフロムヘヴン
△ 3, 8, 12
メンバー、枠並びをみてもどれが逃げるか予想しづらいが、隊列がどのようになろうが3ハロン戦にはならないと見てこの印に。
バトルボーンは新馬戦の瞬発力戦で負けてからは後半力を活かして4連勝。前走七夕賞はタフな福島の馬場が影響したと陣営はコメント。シルバーステート産駒なのでそれはどうかとは思うが、この馬だけを考えると基礎スピードを活かせる良馬場の方が向くのは納得で、東京成績の芳しくないシルステ産駒だが、ルメールお得意の先行抜け出しを期待。
対抗は相当悩んだ末にフライライクバードをチョイス。この馬も長く脚を使うことに長けた馬で、東京はあう。早い上がりを使うタイプではないが、荒れ馬場よりも綺麗な加速しやすい馬場が得意で開幕週の今回はちょうどいい。鞍上の戸崎騎手と手が合うとは思わないが、実績の割に舐められすぎているので対抗に。
実績だけなら本命を打っていたレインフロムヘヴンを3番手に。レース展開・打点どちらの観点でも隙はなく、オープン入りしてからの2走も敗因明確。
去勢手術明けなことだけが気がかりであり、かと言って消すわけにはいかずこの評価に。
紐には枠が厳しいシルトホルン、馬が終わってなければ足りるスパイダーゴールド、持続力はある藤懸魂の着狙いのカレンシュトラウスを入れて、広く3連腹7点は購入したい。
単勝1倍台の人気となっているロードデルレイだが、この馬は使える足が短く、神戸新聞杯ではだいぶ失速し差しきれず、条件戦の新潟での2勝クラスにおいてもラストは明確に足が上がっており、あわやシーウィザードに刺されかけた。典型的な3ハロン戦専用機であり、今回想定するレース質ではまず間違いなく飛ぶと考える。
強気にロードを消して、バトルボーンから広く流して回収していきたい。
小倉11
◎ 5 トーホウラビアン
◯ 9 ミズノコキュウ
▲ 3 ベンガン
明確にペースを上げたい馬はおらず、逃げ残りづらい馬場なことを考えても騎手心理的にペースはさほど上がらないはず。そうなると前からそれなりの足を使える馬を選びたい。
本命はトーホウラビアン。きれいな馬場での巡航性能に長けており、外先行ができ極端な上がりが求められない今回の条件はドンピシャ。近走は馬場が悪かったり、末脚性能を求めれたりと度外視可能。得意舞台でこの人気は妙味あり。
対抗も素直に外先行ができるミズノコキュウ。この馬は馬群での折り合いに難があり、外枠はプラス。内を開ける展開になったときの距離ロスが心配なため、対抗まで。
近2走条件は整っている中惜しい競馬が続いているベンガンは、今回もギリギリ足りそうで、この人気なら抑えておきたい。
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