23/01/08 シンザン記念Day
中山6R
◎ 8 アバンデル
◯ 3 コイヌール
▲ 1 カフェグランデ
馬場状態が良く、長くいい脚を使うことができることが求められる。1000m通過1分0秒後半で入ってスローから4ハロンくらいのロンスパ戦を想定。
本命はアバンデル。勝てはしなかったものの2走前が非常に優秀。ゲートが開いているにもかかわらず立ったままの大出遅れをかましながら、上がり3ハロン11.8, 11.8, 11.5の加速ラップをあわや差し切るまで追い込んだ。中山Bコース特有の加速ラップ詐欺を考慮しても、長く最高速度を使える高い持続性を示している。この時の馬場と時計の速さは同程度であり、大出遅れの分を考慮すると時計対応も可能だと考える。スタートだけが心配だが、外に早い馬もいないので、逃げが想定されるニューステソーロについていく形で中段につけることはできるはず。継続騎乗の佐々木騎手に期待。
対抗はコイヌール。アバンデルの2走前の勝ち馬であるが、この馬を除くとコイヌールも勝ちに値する競馬をしており、逃げ馬の後ろでしっかり折り合い直線で抜け出し後続を突き放す完璧な競馬ぶり。テンが速い馬がおらず今回も同様のレースを行うことが叶いそうなメンツと枠並び。勝ち上がりの時計とラップから今回も打点は足りそうで、スムーズな競馬もできるとなると素直に対抗に。
3番手評価は無難にカフェグランデを。サンプルは少ないが、レイデオロ産駒は2ターン2000mで好成績を挙げており、東京1600のような瞬発力が求められるレースには向いていない印象。そんな中、前走ベゴニア賞では上がり3ハロン32.9の脚で3着に食い込んでおり、得意ではないと考えられるレース質での好走は能力の証だと考える。本質は未勝利戦のような持続質だと思うので、時計対応や距離延長ローテには目を瞑って3番手評価とする。
1番人気が想定されるフォルラニーニは基礎スピード不足。新馬戦のラップ、勝ち方にはロマンがあるが、少なくとも加速ラップに関しては計測の間違い。切れる脚はあるだろうが、ロングスパートには秀でておらず、前走東スポ杯は馬場や風を考慮して馬券外になるのは理解できるが、流石に負けすぎており、ペースがまともになって今後好走できるか怪しい。ドスローになれば来る可能性はあるが、1番人気で買う気は起こらない。
もう一頭人気が想定されるコスモキュランダは基礎スピード不足。京都2歳sで大外ぶん回し&直線挟まれる不利があったなか勝ち馬と0.6秒差は健闘しているが、レース自体は外を回した馬が上位に来ており特段評価を上げるものでもないと判断。そもそものレースレベルが懐疑的であり、勝ち馬のシンエンペラーがホープフルsで2着になっているが、京都2歳sでは直線進路を探すロスがあったためスムーズならもっと差がついているはず。このレースだけで人気するのは妙味が薄く、その他の未勝利戦でも特に評価を与えるレースは見当たらず、逆に時計対応に不安がある。コイヌールと枠並びが逆なら買っても良いかと思うが、いいポジションは奪われそうな中この人気で買う理由は見当たらない。
馬券は8の単勝と1, 3への馬連。3,8のワイドが10倍以上つくなら押さえるのはあり。
京都10R
◎ 3 フレーヴァード
◯ 5 ウインスノーライト
▲ 6 ポッドポレット
開幕週とは思えないほど馬場状態が悪く時計のかかる京都の芝。土曜日は明らかにラチ沿いを通った馬が来ていたが日曜日にはラチゲーは解消。速い上がりを使うことはできない。ペースにもよるが、基本は差してきづらいので前有利。そこそこの脚を長く使うことが求められる。
本命はフレーヴァード。これまでのレースぶりからも前走のような3ハロン戦よりも持続力勝負の方に適性があるのは明らか。馬場に関しては良馬場の方がいいと思うが、現状パフォーマンスを極端に落とすほど悪くはなっていないので素直に買い。このメンツでは能力は数段抜けていると思うので無様な姿は見たくないというのが本音ではある。
対抗はウインスノーライト。前走はラリュエルをつついて自分から死にに行った謎の騎乗で度外視可能。そもそもある程度時計の出た阪神の馬場でやれるとは思っていなかったので、あまりオッズチャージできないかと思っていたがある程度人気しそうな馬が集まってくれたおかげで買えるオッズになりそう。淡々としたラップを刻んで良さが出る馬で、これまでの凡走はキレ負けと馬場が無茶苦茶だった中京の未勝利戦だけ。今回は馬場も遅くドンピシャで1分を切るようなよほどのペースでなければまず馬券内には残るはず。おそらく今回も逃げにかかるであろうパールデュヴァンを抑えて逃げれるか、番手になるかはパールデュヴァンに騎乗する角田大河次第だが、ペースを決めるのはどちらにせよ長岡になる。前走の反省を活かしてまともなペースを作って欲しい。
3番手はポッドポレット。この馬もウインスノーライト同様、前につけて持続力を活かすのが持ち味。打点を示したのは3走前の札幌のレース。この時の札幌も最高速度の出しづらい時計のかかる馬場で、持続力を活かして2着に粘り込んだ。3コーナーで外からかぶせる形で仕掛けてのものであり内容も非常に濃く、勝ち馬から離されたとはいえその馬は先日中山金杯で外を回す強い競馬で3着に好走したマイネルクリソーラであることから、自分から仕掛けて2着に残したポッドポレットの競馬の質は非常に高かったと言える。このレースの3着に今回出走するエーデルブルーメがいるが、ポッドポレットとの決定的差は持続力である。一貫して脚を使っているポッドポレットに対して、エーデルブルーメは逃げ馬の後ろに構え、交わしてから一気にギアチェンジしており、一瞬は外のポッドポレットを置き去りにする勢いであったが、ラストの脚色は4ハロンも脚を使ってきたポッドポレットにすら劣っている。このことからわかるように、エーデルブルーメは決定的に持続力にかけており、今回のレースもゴール前で踏ん張れないと考えている。
ここからは買わない人気馬について。デコラシオンは楽に追走できるレースの方が得意な馬で、極端ではあるが追走力の求められる中山マイルではパフォーマンスを落としている。馬場が予想外にパワーを要するのはプラスだが、苦手なレース質でわざわざ買う必要はない。そもそも中山使えばいいのに輸送してきてるのは謎。そんなにヤリだとは思わないが。
モズロックンロールも同様にスローがいい馬。どんな馬場でも決まって差してこれるのは魅力的だが、位置取りが後ろになりそう。前走は前が止まったので差し込めたが、今回はそこまで馬場は悪くなく、差しきれない。
エーデルブルーメは前述の通り持続力不足。2走前の札幌ではある程度頑張っているようにも見えるが、5,6走前の小倉を見てわかる通り持続力不足は否めない。それを示すように1勝クラス、2勝クラスを連勝した時はいずれも瞬発力戦。前走も残り200mで力尽きた。最高速度の使えない馬場で、思い通りに馬を動かせる外枠の川田という、いかにもな条件ではあるが今回は馬が応えることができない。
オッズが割れてワイドでも十分美味しいと思うので、3,5のワイド馬連を本線に、ポッドポレットからの馬券や3連腹1点も握っておく。
14:45追記
流石に馬場が悪すぎるので本命対抗入れ替え。ウインスノーライトから3,4,6,9に3連複流し追加
中山11R
◎ 6 ロンドンプラン
◯ 7 フレッチア
▲ 8 ファロロジー
△ 9 ディヴィナシオン 15 シュバルツカイザー
ヘースはめちゃくちゃなハイペースにはならず、中段から差してくる馬をチョイス。馬場は早いので時計対応可能なメンバーを選ぶだけの作業。
上記だけで買う馬の理由、順番はある程度語れているので消す人気馬についてコメント。
グレイトゲイナーはスタートダッシュしてから最後一段階ギアを上げることができない。今の馬場で粘り込みはできないため消し。
シナモンスティックは淡々としたラップを刻みたい馬で中山1200のスタートダッシュ競馬は苦手。前走は馬場がさせない馬場で2着に残っただけ。
モリノドリームはまだ買ってもいいが、前走で基礎スピード不足はわかった中で外外回らせられるこの枠で買いたいとはならない。高い持続力はあるので、並のペースで中段から脚を伸ばせたらきてもいいものの、オッズと横山武の早仕掛けを天秤にかけたらやはり買えない。
ロードベイリーフは前走内容から時計対応もでき、覚醒の予感もあるが、根拠に乏しく手は出せない。
サンライズオネストは絶望的に枠が悪い。キレる脚はないので先行したいがこの枠では距離ロスで死ぬ。
ロンドンプランが思ったより売れているので馬券は難しいが、オッズが割れている&売れている馬は明確に消せるのでどう買っても妙味は取れそう。ロンドンプランから買いつつ、保険で7, 9, 15あたりからの馬券もうまく買っていきたい。
15:20追記
外をスムーズに伸ばせる馬が良さげ。ディヴィナシオンとシュバルツカイザーの評価を上げる。9単勝と、6,9,15ボックスで。