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筋ジスで車椅子で人工呼吸器だけど大阪旅行に行ってきた!【新幹線・海遊館・ホテル編】

自分は自己紹介でも書いたように筋ジスという障害で、車いすで人工呼吸器を使い、重度訪問介護でほぼ24時間ヘルパーさんを入れて生活しています。
そんな自分が1泊2日で大阪旅行に行ってきました!この記事ではその旅の記録を書いていこうと思います。


新幹線予約

新幹線は多目的室を予約することにしました。多目的室にはベッドになる座席があって、車椅子から降りて移動できる。旅行では長時間車椅子に乗るので、新幹線の移動中は休息に充てたい。

多目的室の予約は電話か窓口で、電話も結局チケットを窓口まで受け取りに行く必要があるらしい。ネットでできたら便利なのに。
予約と受け取りを1日で済ませたかったので、新横浜駅のみどりの窓口まで行くことに。

10分ぐらい並んで窓口で乗りたい新幹線と多目的室の利用希望を伝え、多目的室利用のための申請書を記入。多目的室の空き状況の確認でしばらく待つものの、30分経っても終わらない…!
あと30分後にまた来てくださいということで一度席を外し、再度窓口へ。
支払いを済ませチケットを受け取る。当日は30分前には改札前に来るようにとのこと。呼吸器の充電で多目的室のコンセントを使っていいか聞いたら、確認でまたしばらく待つことに。さっきそれ言うべきだったかも!
医療機器にコンセントを使うときは、電源使用の申告書を書く必要があるらしい。停電する場合もあるので、予備電源としてバッテリー等を持参もしないといけないみたい。申告書を記入し、ようやく予約手続きが完了。トータルで2時間弱かかってしまった。

旅行1日目

新幹線

10/7(月)
7:00に自宅を出発して、30分前には改札前に到着。
改札に着くと駅員さんが迎えに来てくれて一緒にホームまで。
新幹線に乗る時にスロープも出してもらいました。

多目的室の座席をベッドにすると自分の車椅子は入りきらない

多目的室は本人と付き添いの定員2名なので、2人いるヘルパーのうち1人は近くの指定席へ。座席をフルフラットにすると車椅子が入りきらない。あと介助者用の椅子はパイプ椅子だから、座り心地めっちゃ悪いと思う。

新大阪駅

新横浜駅から2時間ぐらいで着きました。予約していた介護タクシーのベルエイドさんが中央改札までお迎えに来ていました。看護師資格のあるドライバーさんなのでとても安心。関西方面に旅行の際はオススメ。

道頓堀

大阪といえば道頓掘、ということで道頓堀を散策しました。
外国人観光客が多いな。これがインバウンドか。
曇りのち雨予報だったけど、晴れ間が出てきて少し暑いくらいだった。
とりあえず有名なグリコの看板やカニ道楽の前で写真をとった。他にもタコに餃子にお寿司…とにかく看板がデカい。

グリコサインのポーズで写真は定番
かに道楽。来年の大阪万博のモニュメントもあった。

しかし、胃ろうで口から食べれない自分にはちょっと辛い…。たこ焼きの生地部分だけだったら食べられないかな、なんて思ったり。

海遊館

海遊館のある天保山ハーバービレッジに到着。海遊館の隣にある天保山マーケットプレースで胃ろう注入とヘルパーの昼食をとって、いざ海遊館へ。

入場ゲートを抜けてエレベーターで3Fに上がり、アクアゲートを通ると長いエスカレーターがあります。これで最上階の8Fまで一気に登って、そこから下りながら水槽を眺める構造。車椅子の人はスタッフさんに声をかけて、バックグラウンドのエレベーターで8Fまで上がります。

8Fから7Fへ降りるときも、スタッフさんに声をかけてバックグラウンドのエレベーターへ。7Fから4Fは館内全体がスロープになっていて、スタッフさんの案内なしで水槽を眺められます。このスロープが割と傾斜がある上に、観光客も多くて轢かないように気をつけないといけないので、手動車椅子を押していくのは結構大変かも。

あと観覧通路の各所に「おもいやりゾーン」という床に車椅子マークが書かれた優先スペースがあるけど、あんまり意味はない。みんな水槽に夢中で気にしてないので、基本は並んでスペースが空くのを待つ感じです。

アシカの給餌。
キングペンギン。かわいい。
ジンベエザメは圧巻。
マンボウ。

4Fから3Fへ降りるときに、またスタッフさんに声をかけてバックグラウンドのエレベーターで移動します。ここから3F→4F-2F退館ゲートまでは、スタッフの案内なしで順路内にあるエレベーターで移動できます。

イワトビペンギン。みんな丸まってる。

ちなみに海遊館のエントランスビル2階に簡易ベッド付きの多目的トイレがあるけど、ここに行くには海遊館を一度出る必要があるので要注意。まあ海遊館はスタンプ押してもらえば再入場できるけど。

海遊館を後にしてタクシーでホテルに向かう頃には、横殴りの激しい雨が降ってた。

ホテル

今回はホテル アミティ舞洲というに宿泊。ここは障害者スポーツセンターの中にある宿泊所で、全館バリアフリー。電動ベッドと介護リフト付きの客室もあるので、このお部屋を予約しました。

障害者手帳があれば本人と介助者2人まで、一人一泊4,000円、一般の方でも6,500円で泊まれてめっちゃリーズナブル!USJも近くて車で5分で行けるのでオススメ。

自分が宿泊したときは食事の提供は難しいという話で、外から持ち込んでくれとのことだった。徒歩10分くらいにファミリーマートがある。

ベッド⇔バスルーム間の天井にリフトのレールがある。
バスルームにトイレ。もちろんリフトで移乗できる。
電動ベッドでギャッチアップ。
窓から舞洲の夜景と此花大橋が見える。

これで1日目は終了、明日は朝早くにUSJに行きます。2日目のUSJは次の記事で書こうと思います。


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