ビルドトラップ本から学ぶ 「優れたプロダクトマネージャー」
はじめに
プロダクト開発において、日々悩むことばかりですよね。
自分の行動が正しかったのか不安で仕方ないのですが、優秀なプロダクトマネージャーだったらこうする、という一本の軸が自分の中で持てれば自身になるなと考え、ビルドトラップ本を引っ張り出し、この記事を書いています。
「あの人だったらこうするだろうな」とか「自分があの人の立場ならこうするかな」とか考えて仕事をすると色々な気づきがありますしね。
優れたプロダクトマネージャーとは
① チームと協力する
優れたプロダクトマネージャーは、チームのスキルや知識を活用して、ビジネスやユーザーにとって最善となるような意思決定をします。
プロダクトマネージャーが、UX デザインやプログラミング、マーケットについて完全に精通している必要はありませんが、意思決定できる程度の知識を持ち、専門知識をもつチームメンバーとともに会話、学習し、彼らのスキルを活かすことが重要だと書かれていました。
すべての知識を完璧に身につける必要はないが、各職種のチームメンバーが言う事を理解し、事業収益やユーザー価値のための打ち手を考えられるだけの知識は必要とのことですね。
他の本でもプロダクトマネージャーは他職種のメンバーを尊敬し、好奇心旺盛であることが求められる、と書かれていたのを思い出しました。
逆に最悪なプロダクトマネージャーは一匹狼で自分だけがプロダクトの成功に責任がある、という考えを持っています。結果的に傲慢になって、チームのアイデアを見下すようになると指摘しています。
② 「なぜ」から始める
次に、優れたプロダクトマネージャーは「なぜ」から始めることができるようです。
プロダクトマネージャーは「なぜ」それを作るのかというところに責任を持ちますが、優れたプロダクトマネージャーはこの部分が非常に強いのだといいます。
多くの組織では、プロダクトマネージャーに「なぜ」が与えられず、ただ機能やソリューションを渡されるだけだといいます。
本にはミーガンの例がありましたが、「住宅ローンの申し込みを電子化して、人による受付をやめろ」とだけ伝えられる感じです。
本当は顧客がオンラインで申し込みたいと思っていなかったり、電子化した結果、申し込み率が激減してしまったり、などが作ったあとにわかったら最悪です。
解決したい問題が本当にあっているのかを考え、またその問題はどこで起きているのか特定し、その問題を解決するための打ち手はどれで、その費用対効果はどれくらいかを説明し、実行するのはかなり難しそうだなと。
これができるから優秀なんですね。。。
③ アウトカム志向
アウトカム志向について、本では以下のように語られていました。
スクラムのプロダクトオーナーとプロダクトマネージャーの違いにもふれられていて、プロダクトオーナーもプロダクトマネージャーのように考えられる必要性が書かれていました。
アウトカム志向がどれだけ大事かは、他のたくさんの本で語られていますね。
価値あるものを届けられているか、その価値をどう判断するのかを考え、計測するのが難しいですよね。
具体で「こうしようね」まで語れるレベルに行きたいものです。
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