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25歳の夏、フリーランスになった

生きていると人生が動いたと感じる瞬間がある。

  • ずっと入りたいと思っていた会社に受かった時

  • 昔のテニス仲間•コーチと数年ぶりに再会した時

  • 大好きな先輩の引退試合を見た時

  • あるミーティングが終わった時


動いたと感じる瞬間は特別な出来事ばかりじゃない。だけど確かに自分の中で物語が進む。

今年の4月に会社を退職し、独立することを決めた。退職を決めたきっかけは様々あるがここでは書かない。

2年しかいなかったが、大好きな会社だった。学生の時からずっと入りたかった会社だった。同僚も素敵な人たちばかりだった。エンジニアとして1番作りたいプロダクトだった。学生時代からの夢が叶った。



きっとここを辞める時はエンジニア以外の道に進むんだろうなと思っていた。それくらい自分にとって特別な会社だった。
そしてその通りになった。

この2年間で仕事以外に自分に大きな影響を与えているものがある。昔のテニス仲間との再会だ。

5歳からテニスをしていた。たまたま家の近くのテニスクラブがプロを輩出するような名門だった。選手育成コースに入る子達はテニスを通して進学する人がほとんどだった。プロになった先輩や同期も沢山いる。
自分も選手育成コースに中学から高校卒業まで所属していたが、プロになることやテニスを通して進学することは考えられなかった。 

テニスで生きていく覚悟がなかった。

高校卒業後はテニスから離れていた。テニスも中途半端、それ以外に特出したものがない自分が嫌で、他に打ち込めるものを探した。

そんな時に出会ったのがプログラミングだった。

のめり込んだ。コードを書くこと、アプリを開発して誰かが喜んでくれることが嬉しかった。入ってみたい会社ができた。憧れの人ができた。作ってみたいプロダクトができた。

沢山の挫折と多くの自己実現ができた。

前職に入社したくらいの頃、昔のテニス仲間と再会することが増えた。
プロになった同期の試合を初めて見に行った。
凄く緊張した。コーチや同期が自分のことを覚えてくれているのか、テニスの世界から離れている自分がまた顔を見せて良いのかと不安になった。会ってみたらそんな心配は不要だった。



その数ヶ月後に卒業して初めてクラブに遊びに行った。コーチが今のジュニアの子達に「お前らの先輩だぞ!挨拶したか!」と言っているのを聞いて、テニスを続けていない自分でも卒業生として扱ってくれていることが嬉しかった。 


またその数ヶ月後、小さい頃からお世話になっていたプロの先輩の引退試合を兵庫まで見に行った。選手生活をやりきった先輩の姿を見て胸が熱くなった。おこがましいがこの人の後輩でいれたことが誇らしかった。その先輩から「小さい頃から一緒にやってた大地が東京からわざわざ来てくれたことが、本当に嬉しかったんだよ」と言ってもらって泣いた。



テニスを通して心を動く瞬間がたくさんあった。テニスが大好きなんだと改めて気がついた。テニスに関わって生きていきたいと感じるようになった。

想いだけを持ってる期間が数ヶ月続いたが、あるきっかけにより今の環境から飛び出し挑戦することを決めた。

テニスの世界にまた戻ろう。と心が決まった。

人生が動いた。

具体的な現在の活動は2つ。
フリーランスエンジニアとしての開発業務とアスリート支援事業の立ち上げをしている。

アスリート支援事業の方は、スポンサー探しの代行や選手のホームページ制作、SNSブランディングをサポートしていく予定だ。

正直手探りな状態でのスタートなのでうまくいく保証は無いし、事業として再現性を持たせられるかはやってみないと分からない。

だがプログラミングを始めた時もそうだった。
PCが苦手な自分がプログラミングなんて無理だろうと思っていた。だけどやってみたら案外楽しくて、難しいけど触っていることは好きだった。小さな積み重ねが、気がついたらエンジニアとして叶えたい夢を叶えていた。

以前このような note を書いたが、小さなことの積み重ねで気がついたら大きなことを成し遂げられているのだと思う。


そんな意識をずっと持っていたい。 

エンジニアとしての目標ややりたいことを全て実現してきた自分なら、どんなことにも向き合えると信じられている。

根拠のない自信を根拠のある自信に変えていけば良い。

不確実性なこともうまくいくないことも全部楽しんでいくぞ!!

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