ハンブルク途中下車
急がば回れ
今日は、ベルリンを出発し、ハンブルクを経ていよいよ北欧デンマークに入る日だ。旅も残り3か国。ここまで来たかと感慨深い。
1時就寝、6時起床で7時ごろチェックアウトし、バスに乗る。降りたいバス停でなぜかドアが開かない。急いで次のバス停で降り、走って駅へ向かう。
Sバーンで乗り換え駅まで。しかし、乗り換え時間がほぼない。来ていた電車に急いで飛び乗ると、まさかの反対方向。急がば回れとはこのことである。1駅で降り、すぐさま向かいの列車にもう一度飛び乗る。
何とか乗り換えに間に合い、ハンブルク行きの列車に時間通り乗れた。胸をなでおろす。
隣は空席である。くつろいでゆっくり。いつのまにか寝ており、気づいたらそこはハンブルクだった。
ハンブルク散策
自由ハンザ都市ハンブルクは、今でも州と同格の地位を持つ特殊な都市だ。
ハンブルク中央駅からバスでシュパイヒャースタッドの倉庫街へ向かう。美しい赤レンガの倉庫が水辺に立ち並んでいる。
バスで隣に座った婦人が、ハンブルクは世界遺産に登録されていることや、見どころなどを少し教えてくれた。これらの倉庫は全て当時のままなのかと聞くと、そうだと言っていた。
ハンブルクはお茶やコーヒーの取り扱いがとても多いらしいので、倉庫街のカフェでコーヒーとシナモンパンを買う。すごくおしゃれで、雰囲気のあるカフェだった。店員さんはとても愛想よかった。時間があれば中でくつろぎたいところだが、並んでいたのでテイクアウトにした。
テイクアウトしたコーヒーとパンをもって、エルプフィルハーモニー(コンサートホール)の隣で、エルベ川を眺めながらフィーカ。
コーヒーは酸味が強いのにすっきりしていて、とてもおいしい。幸せである。
しばらくくつろいでから、シュパイヒャースタッドの歴史博物館にも少し寄ってみる。ドイツ連邦成立後、関税領域に組み込まれたハンブルクの保税区として、限られたシュパイヒャースタッドを含むエリアに倉庫などが急いで建設されたのが始まりだそうだ。
その後、主にコーヒーや茶葉の加工、積み替え、中継貿易で栄え続け、現在までその特別な地位を維持している。
短い間だったが、ハンブルクの興味深い歴史を知ることができてよかった。
コペンハーゲンへ
中央駅に戻る。
昼ご飯にパン、ソーセージ、水を買って、Ringsted行の列車に乗る。この列車で、トイレのドアの開け方が分からなくて周りの人に聞いたりして苦心した。結局力ずくで引っ張るのが正解だったようだ。
そして、Ringstedで乗り換えてコペンハーゲンへ向かう。しかしこの列車、乗車率が200%はあろうかというくらい混んでいた。座れないどころか、足元のスペースしかない。立ちっぱなしでかなり疲れた。
コペンハーゲンまでの道のり、車窓からとても低い雲やホルスタイン牛、ユトランド沖の海が見られてよかった。
コペンハーゲンは少し肌寒い。中央駅は堂々としている。正面入り口のニキシー管(?)の時計が、シュタゲのダイバージェンスメーターみたいでかっこいい。
ついてすぐホステルで洗濯。800円くらい。まあまあする。
夕食はスーパーでサラダとカレーを買ってきた。1200円くらい。とてもおいしい!いける、北欧でも安く生きられるぞこれ。ナイス!
今日は疲れた。ゆっくり寝よう。
P.S. ホステルの部屋のシャワー、鍵が壊れていた。誰も扉を開けはしないだろうが、なんとなく無防備な気分である。
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