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音って気になりますか?

隣家から聞こえてくるピアノの音色、
風がそよぐ度に聞こえてくる風鈴の音、
心が穏やかになったり、涼しさを感じたり、音っていいものですよね。

しかし、最近は、音に関する些細な事でもトラブルに発展したというニュースも頻発しています。

そんなに気になるなら、ポツンと1軒しか建っていない場所に移住するしかなくなってしまいますよね。


■住環境の音の問題

1 家の中での音

人間が生活する上で必ず音を発生させます。
歩く、物を動かす、でも音が出ますし、
家電製品を動かすことでも音が発生します。

テレビ、ラジオ、音響機器、電話、演奏、などは更に大きな音が出ます。

それが外部でも気になることがあるのですから、
同じ家の中ではもっと大きく聞こえてきますので、家庭内でも音のトラブルに発展する可能性もあります。

特に、生活スタイル、生活サイクルが異なりやすい二世帯住宅の場合には、音によって家族関係がギクシャクした事例もありますので、音に関する、一定の配慮は必要かもしれません。

2 家の外からの音

いわゆる騒音と呼ばれる外部からの音ですが、
場合によっては、自身が周辺に騒音と言われる行動を取っているかもしれないことにも注意が必要です。

最近は、地方でも開発が進み、田舎が住宅地になっているケースも増え、
音が物理的に身近に感じられるようになってしまいました。

また、幼稚園、小学校、公園などからの子どもたちの元気な声などにもクレームが入るというニュースがあり、一部だと信じたいですが、外部からの音に対するハードルが著しく厳しくなっている社会になりつつあるのかもしれません。

■どんな音への配慮が出来るか

1 衝撃を抑える

音は空気を振動して聞こえてきますが、上階の歩行音も床が振動することで伝わってきます。

その振動を抑えることが重要です。
床でしたら、クッションマットなどを敷くだけでも音が軽減されます。

2 空気を逃がさない

上記のように音は空気を振動して聞こえるので、音が発生する部屋の空気が外部に出ないようにすると音は軽減出来ます。

防音室は分厚い床壁天井に加え、2~3重窓に防音ドアを設置しているのはそのためです。

3 分厚くする

床も壁も天井も、ドアでさえもとにかく分厚くすることで音は外部に音が伝わりにくくなります。

木造アパートよりも、鉄筋コンクリート造マンションの方が隣家の音が伝わりにくいのこのためです。

4 地下室

上の3つを考慮すると、地下室に行き着きますよね。

戸建てでも地下室を完備しているお宅がありますが、地下室にカラオケルームやスタジオを造るのは、地面に埋まっている地下室では外部に音が漏れづらいからです。

しかし、地下室の工事は地上の住宅部分よりも割高の工事になります。

5 時間帯

音を出す側も、音を感じる側も、
時間帯を考えてみてはいかがでしょうか?

人々が寝静まった深夜時間帯と、日常生活を送る日中とでは気になり方が変わってくるはずです。

日中に自然と出るような音でさえ気になるという方は、
人里での暮らし向きではないので、そのままの場所ではご不便でしょうから、住み替えがお勧めです。

■最後までお読みいただきありがとうございます