トイレリフォームの注意点
Q 自宅で最も使用頻度の高いものは何か?
A トイレです。
と言うご家庭が多いと思います。
そんなトイレですので、不満があると使うたびに気になってしまい、
日々の暮らしに少なからず影響を及ぼします。
今回は、トイレをリフォームする際の注意点をお話しさせていただきます
温水洗浄便座が初めに壊れる
まずリフォームの前に、
現代のトイレには必須とも言える設備があります。
温水洗浄便座、
ウォシュレットやシャワートイレなどの商品名でも呼ばれる
おしりを洗ってくれる便座のことです。
これは、電化製品でもあり、給水設備でもありますし、
各種センサーも搭載している精密な設備機器です。
いくら上位シリーズの温水洗浄便座を選んでも、
おおよそ7~10年前後で交換時期がやってくると理解した上で、
お選びください。
便器交換と内装リフォームはセットが良い
便器を設置したままでも、トイレの床や壁の内装をリフォームすることは不可能ではありませんが、あくまでも便器を避けての施工となりますので、
次回便器交換の際に、
便器の大きさが変わりますので、
内装もほぼ100%やり替えることになる と思います。
もったいないとお考えであれば、むしろ、便器交換の際に、
内装工事も行うことをお勧めいたします。
内装工事と便器交換で概ね1日の工事で完了します。
手すりは付けるか、付けられるようにする
人間、誰しも平等に年をとります。
それに伴い、立ち上がり動作などにご不安を感じる機会も増えてきます。
そうなると必要になるのが手すりです。
横、縦、L型、など様々な手すりのタイプがございますが、
立ち上がり動作補助には縦がお勧めです。
トイレリフォームとセットで手すりの設置はお勧めですが、
手すりはビスでしっかりと固定する必要がありますので、
壁に下地が無い場合(石膏ボードなど)は壁の改装も必要になります。
出来れば、新築時にベニヤなどで補強しておくと将来が楽になります。
トイレが使えない数日をどう過ごすか?
便器交換であれば、半日から1日で工事が完了しますが、
和式トイレから洋式へのリフォームや
手すり設置に伴う壁補強などの工事が必要な場合には、
1日以上の工事となることがあります。
ご自宅に2つ以上のトイレがあれば支障は少ないですが、
1つの場合には、仮設トイレの設置や他所で済ますなどの検討も必要です。
その際、ご自宅のトイレではない不慣れなトイレ(例えば、仮設トイレは和式 など)のご使用に問題がないかなどの検討も必要です。
予算に関する情報
洋式トイレは大きく分けて2種類のタイプがあります。
便器・タンク・便座を組み合わせるタイプ
便器・タンク・便座が一体となったタイプ
1は一般的なトイレです。
2は最近よく見かけるタンクレストイレなどに採用されているタイプで、一部のタンクありトイレでも採用されています。便器と機能部に分かれます。
同等のグレードで考えると、2の方が初期コストは安くなります。
一方で、部品の交換などでは2は交換範囲が大きい(1なら便座のみ交換可能、2は機能部全体の交換が必要 など)ため、交換コストは高くなります。
トイレのような小さな空間のリフォームでも、
将来のことを見据えて設計しておくことで、無駄なく、かつ、将来の費用も抑えることにつながります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。