家に帰ってまで寒いのは嫌です
暖冬と言っても、寒くない訳ではないので、家の寒さ対策はきっちりとしてお過ごしくださいね。
■家の中での寒さを和らげる方法
1、浴室・脱衣室
家の中で寒い場所と言えば、お風呂場ですよね。
しかも、衣服を脱ぎますので、余計に寒さを感じますが、しっかりと寒さ対策をしておかないと、ヒートショックの危険性が高まります。
対策としては、
入浴前に浴槽のフタを開けて浴室を暖める。
シャワーを浴室の床や壁に掛けて部屋を暖める
脱衣室に置き型の暖房機を設置する
のがすぐにできる寒さ対策です。
きっちりやりたい場合は、
浴室暖房機を設置する
脱衣室暖房機を設置する
浴室の断熱性を高める
脱衣室の断熱性を高める
と寒さがだいぶ緩和されます。
浴室・洗面所リフォームの際にご検討してみてください。
2、台所
昔の住宅では日当たりの良いLDKではなく、台所が独立し、北側の寒い方位に配置されていることが良くありました。
ですから、台所がとても暗くて寒いと感じている方が多いと思います。
エアコンで足りれば簡単に対策できますが、
やはり、開口部や床壁天井の断熱性をしっかり向上させるのがお勧めです。
床暖房を希望される方もいらっしゃいますが、
床暖房の場合、部屋の面積の7~8割程度は敷き詰めると効果的と言われていますので、システムキッチン、食器棚、冷蔵庫、など床暖房を避けて設置せざるを得ない物が何かと多いため、思ったような効果が期待できない可能性があります。
3、寝室
寝室は就寝前から起床までの間を過ごすという方が多いと思いますので、
寝室で過ごす時間は部屋が寒い時間帯と言うことになります。
他の部屋と同様に暖房器具の設置や断熱性の向上は効果的ですが、
日中はカーテンを開けておき、部屋の中に昼間の太陽熱を取り込んでおくようにするのも効果的です。
併せて、日没後にはカーテンを閉めて熱が窓から逃げないようにしておくと、部屋の温度低下が抑えられます。
4、機械に頼り過ぎている
最近の新築住宅は機械頼りの面が強いです。
中には全館空調を前提とするような住宅もあります。
一日中、家中を温め続ける事は、
私の考えでは、無駄とまでは言いませんが、
快適を越え、過剰な設備ではないかと思っています。
せっかく省エネ性能高い住宅を建てたとしても、使っていない空間までもずっと暖め続ける家は決して省エネ性が高いとは思えないです。
5、怖いエコブーム
これって、マイ箸ブームの時に、割り箸は環境に良くないという誤った情報が拡散されたのに似ているような気がします。
実際には、国産の割り箸は間伐材や端材などをあるという利用していることも多いので、むしろ、資源の有効活用になっており、環境に良いと考えられますし、持参したマイ箸を使用後に洗った際に出た排水を浄化するのにエネルギーを消費していることは全く考慮されていないのがこの偏った情報の怖い所です。
どっちにも一長一短はあるというのに、ブームに火をつけようと情報を偏らせているのは、最近のエコブームには良く見られます。
急に盛り上がる情報の取り扱いには慎重にいきましょう!