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お料理上手になるキッチンを造る

何ごとにも形から入る人、っていますよね。

そう私です。

気に入った道具を揃えてから取り掛かりたいタイプです。

その方が「買ったからには上手になるまでやらなければ」というモチベーション維持にもなるので元は取っているつもりですが、道具の良し悪しが上達を左右するのは気っと間違っていないと信じています。


■お料理上手への道を最短距離で進めるキッチン

1 作業スペースが大きいキッチン

お料理初心者はとにかく物が多くなりがちですよね。

素材、調理道具、レシピ本やスマホ・タブレット・・・、
お料理上手ならそんなに並べなくてもお料理がどんどん進んでいくのに、初心者ほど広いスペースが必要になりませんか?

スペースに合わせて段取り良く料理を進めることも料理スキルの一つだと思います。
ですから、慣れないうちに、広いスペースで一つ一つ確認しながら進めていきながら、料理の流れを覚えていけば、効率良く、スペースも有効に使いながら料理が出来るようになるのではないでしょうか!

2 機器が補助してくれるキッチン

お料理上手と言っても、全て手作業、手動で料理をしていたら凝った料理などは時間が掛かってしまいます。

時間があれば問題ないですが、日々の暮らしではそうはいかないですよね。

そんな時には、調理家電がかなり有効ですが、
システムキッチン本体にも加熱機器(ガスコンロ、IH、グリル、コンベックなど)が搭載されていますので、これらの機能もお料理の補助に役立ちます。

また、調理家電についても、置場や動線などが重要となりますので、機器類との距離感、使い勝手を考慮しておくとお料理がスムーズに進みやすくなります。

3 片付けが楽なキッチン

お料理上達のハードルの一つに「お片付け」があると思います。
凝った料理ほど、食材の余り、洗い物が増えていきますので、片付けが大変になります。
また、洗った食器なども片付けがしづらいといつまでもキッチン周りがゴチャゴチャしてしまいます。

食器について、食器洗い乾燥機(食洗機)があれば、お料理しながらでも洗い物が出来るので、片付けが楽になります。

また、キッチン周りの収納(カップボードなど)によって、片付けのしやすさが変わります。

それと、清掃面で言えば、
油汚れなどは換気扇では全てを吸い込み尽くせないので、必ず飛散していきます。
そのため、オープン型のキッチンの場合には、汚れが部屋に拡散しやすくなるため、部屋全体が汚れていくので掃除がやや面倒になりやすいです。

■お料理上手への道とはあまり関係なさそうなキッチン

1 オシャレなキッチン

キッチンの天板と言えば、ステンレスか人工大理石製が一般的ですが、
セラミックやタイルの天板もございます。

また、キッチンの扉のカラーや質感もたくさんの種類がありますので、選ぶ際にはたくさんお悩みになると思います。

お気に入りのこだわりのデザインのキッチンを選ぶことで、気分は上がるかもしれませんが、流石に、お料理の上達との因果関係は結び付けづらいですよね。

むしろ、汚してしまわないように使用を控えているという方のお話しを聞いたことがありますので、本末転倒になってしまうこともあるようです。

2 普及型ではないキッチン

オーダーキッチンと聞くと、使いやすそうに思えるかもしれませんが、お料理上手な方が色んなキッチンを使ったご経験を元にオーダーしたならまだしも、誰かの成功事例か何かを参考にオーダーしたキッチンが必ずしも使いやすいとは限りません。

むしろ、クセが強くて使いづらかったというお話しの方が良く耳にします。

他にも、SNSなどで話題となっている海外製品を搭載させるのも、国産製品の何が不足しているから海外製品を取り入れたいのかなどの理由が無いと初心者にはややハードルが高いように感じます。

また、メンテナンス面だけで言えば、圧倒的に国産製品がお勧めです。

3 魅せる(見せる)キッチン

ショールームや展示場などに飾られているキッチンたちは「飾られている」キッチンです。

使われていませんので、きれいが保てますが、
日常で使用しているキッチンをきれいに保つのってそこそこ労力が必要です。

きれいを保つために使わなくなってしまったら本末転倒ですので、使い方や片付け方を工夫して、キープするように習慣づけていくことになります。

ただし、人から見られるということはモチベーションと言うか、恐怖感、というか、何としても片付けを行う理由として有効ではあると思います。

たいして料理をしない建築士の勝手なキッチン談義でした。
キッチン選びでお料理のモチベーションが少しでも上がったら幸いです。

■最後までお読みいただきありがとうございます