薄暗い家が好みですか?
窓が小さく少ない家は照明器具が無ければ薄暗い洞窟のような空間になりやすいです。
「照明を一日中付けるのだから明るさは問題ない」
省エネのために窓を小さくして、消費エネルギーを減らしていたはずなのに、大量のエネルギーを使う、という発想ってエコですか?
■違和感があります
1 省エネって言えば何でも正義になる
最近は少しは減ってきたのかもしれませんが、
一時期は、全国各地で、自然豊かな山林を伐採し、太陽光パネルを設置しまくっていましたよね。
当時も、自然破壊について問題視されていましたが、設置後、すぐに土砂災害が発生した地域がありました。
こんなにも早く、悪影響が形になるとまでは想像は付きませんでしたが、分かりやすい事例として今も鮮烈に記憶しております。
同じような事例として、
木造住宅が木を伐採して使っている、という面だけを見て、
「森林破壊だ!自然破壊だ!」
と声高に叫んでいた時代もありましたが、
よく調べるまでもなく、植林により再生可能な資源を適切に活用できることから、むしろ、自然のためにも、資源を循環させることの方が自然にとって有効であると考えれます。
太陽光発電と言うのは、
そもそも、「太陽光で発電するのでCO2を出さない」ことがメリットであったはずなのに、その為にCO2を吸収してくれる森林を伐採したのでは本末転倒どころか、CO2の面だけでも相当なマイナスになるのではないかと考えられます。
しかも、山林が担っていた保水や土砂流出抑制などの機能も失われ、近隣の防災レベルを著しく低下させてしまうことにつながっています。
しかし、
「省エネなんだからいいだろう!!」
ということでした。
いつか見直される日が来るのでしょうか?
または、もっと大きな事故でも起きなければ気が付かないのでしょうか?
2 家を建てられないようにしている
物価高騰は誰のせいにしてもしかたがありませんが、
高騰し続けるのであれば、何か、対策を講じていただきたいとは思います。
せめて、ガソリン価格が下がるだけでも輸送費は下りそうなものです。
建設業は特に移動が多いので、地味に、ガソリン価格は響きます。
そして、税金も上がり続けています。
物価・税金アップ → 景気ダウン → 税金アップ → 景気ダウン
まさに負のスパイラルを見ているようです。
しかも、減税につながるような事は一切否定するような動きを見せられると、社会の消費マインドはますます冷え込むのではないかと不安でしかがたありません。
それなのに、住宅はますます高い性能が求められ、申請手続きも大幅に複雑化させ、建設費用の大幅アップが進められています。
これって、
日本で家を建てることが出来る人を大幅に減らそうとしているのか?
と考えてしまいます。
確かに、大量の空き家問題を考えれば、建て替えではなく、純粋な新築住宅が増え続けることには歯止めをかけた方が良いのかもしれませんが、そもそも、新築住宅着工戸数は年々激減しておりますので、これ以上減らすことを後押しする必要は無いはずです。
でも押されてしまいました。
後は、自分の手が届くローコスト住宅を探す、というのが近い将来の日本の家づくりになってしまうかもしれません。
■物事には両面があると言います
どんな事にも、良い面もあれば、悪い面もあると考えています。
割合が半分ずつとは限りませんが、片方だけを見ていては判断を見誤る可能性があります。
人間だってそうですよね。
一人っ子=わがままに育てられた
と言うのと、
一人っ子=愛情たっぷり育てられた
と言うのでは、印象が大きく異なります。
実際のところ、一人っ子かどうかということでその人の事を判断するのは、血液型占いくらいに全くの的外れになってしまうでしょう。