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室内干しが当たり前

洗濯物をどこに干しますか?

とお尋ねすると、
以前は「バルコニー」が圧倒的に多かったですが、
現代では「部屋干し」または「乾燥機」と言うご回答の方が多くなりました。

バルコニーって必要ないものになりつつあるのかもしれません。


■洗濯物が外に干せない

1 共働き世帯の増加

日中、家に誰もいない状態で屋外に洗濯物を干すのは、ちょっと躊躇しますよね。

急な雨、風などで洗濯物が濡れたり、飛んで行ってしまったり、したご経験がある方も少なくないのではないでしょうか?

洗濯物を気にする生活はあまり送りたくないですよね。

2 国民総花粉症

現代の日本では、
棒を倒せば花粉症の方に当たるのではないでしょうか?

せっかく、日本中に杉の木が大量に植えられているというのに、管理がされていないため、そのほとんどが資源として活用されておらず、ただただ花粉を量産する装置と化しています。

そのため、花粉が飛散する時期の外干しは避けたいとお考えになるご家庭が多いと思います。

3 治安の悪化

日本が治安が良いと言われていたのは過去の話し、
現在では、
凶悪な犯罪がごく身近で発生しています。

手当たり次第にも見えますし、計画的にも見えますので、
どんなきっかけで自分の家が狙われるか分からない恐怖がありますよね。

そのため、家族構成や暮らしぶりなどの情報が分かりやすい洗濯物を外に干したくないとお考えになる方も増えています。

■室内に洗濯物を干す方法

1 室内用物干しを利用

長押や窓枠などに洗濯物を引っ掛けて干すのは、見た目の悪さだけではなく、建物の耐久性にも良くはありません。

室内に洗濯物を干す方法として、
現代では、室内干し用の製品がいくつも販売されていますので、
適切な商品を適切な施工(天井等の補強込み)で取付けてご利用ください。

ただし、洗濯物が乾く過程で湿気が発生しますので、取付けする部屋は通気・換気が良い部屋をお勧めします。

2 浴室換気乾燥暖房機を利用

タワーマンションなどはそもそも屋外に物干しをすることが困難ですので、標準的に浴室に乾燥機能が付いた換気扇が設置されていることが多いと思います。

浴室であれば、そもそも湿気が多い部屋ですので洗濯物から出る湿気を気にすることなく物干しが可能です。

ただし、湿気の多い部屋での乾燥には時間が掛かります。

3 乾燥機を利用

以前より家電製品の乾燥機が普及しておりますので、
乾燥機能付きの洗濯機か専用の乾燥機をご利用になっているご家庭も多いと思いますが、設置場所さえ確保出来れば、洗濯物を干すことなく、乾燥させることが出来ます。

重量とサイズがネックになりますので、
予め、床等の補強や搬入経路の確保、設置場所の確保を計画しておくのが望ましいです。

■最後までお読みいただきありがとうございます

そんなに特別な理由や特別な対応をしなくても、室内干しが実現出来るのですから、これから造るご自宅にバルコニーって必要あるのかを良く考えてみてください。