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住みやすさは人間だけの感性ではない

「この家って住みやすいな、住みにくいな」
と感じることがあると思います。

豪華な家とか、古い家とか、も関係しているでしょうが、相性、五感、そのような感覚的な合う合わないもあると思います。

しかし、それって人間だけではないですよね。


■人間よりも敏感な動物たち

1 人間って意外と強いです

この冬も毎日、寒さに震えていますが、
実際には人間たちは、暖かい衣服を着て、暖かい食べ物を食べて、暖かいお風呂に入って、など、とにかく自分の意志で寒ければ暖めようと考え行動しますので、寒くても何とか過ごせます。

しかし、ペットたちは、態度で分かれば良いですが、寒くても「寒い」とは言えませんので、この冬も寒さに震えているかもしれません。

ペットたちの適温が人間と同じとは限りませんし、寒いのが好きなペットたちもいますので、人間がペットのことを学び、対応してあげる必要があると思います。

人間と一緒に暮らすのだから、人間に合わせて、家に合わせて、暮らすのでは、ペットたちは快適とは言えないかもしれません。

2 家はあくまでも人間のために造られていることが多い

ペット共生住宅と呼ばれるような、ペットとの共生を前提とした造りの住宅も増えてはいますが、圧倒的に、人間のための家が多いのが現状です。

滑りやすい床、傷が付きやすい内装、明るすぎる照明、暑くて寒い部屋、など、そのままではペットたちは暮らしづらいことが良くあります。

新築時にペットと一緒に暮らすことになっていれば、
色々と対応も違ってくると思いますが、
建てた後に一緒に暮らすことになった場合には、
必ずしも建築工事で対応しなければならない訳ではありませんが、お互いのためにも受け入れる体制は整えてあげた方が良いと思います。

3 傷を気にする人はペット向きではない

潔癖症でもペットと一緒に暮らしている方はいらっしゃると思いますが、
家にキズが付くことに我慢が出来ない方については、
向いていないと私は感じています。

キズが付きづらい素材はありますが、
「づらい」だけで「つかない」訳ではありません。

「張り替えればいい」
くらいの大らかな気持ちを持っていただければいいですね。

ちなみに、無垢材を含め、自然素材と呼ばれるような素材は比較的キズに弱い性質がありますのでご採用の際にはご注意ください。

4 家の中で飼うようになってきましたが、外より快適ですか?

そこそこ大きな犬でも家の中で生活しているご家庭が珍しくなくなりましたが、土足文化の無い日本の家ってそもそもペット向けには造られていません。

和室がその最たるものだと思いますが、庭に置いていた犬小屋の代わりに、住宅で飼っているだけと言うご家庭も多いようで、何となく室内飼いにしているケースも多く、ペットたちにとって快適なんでしょうか?

家全体をペット向けに対応する必要は無いと思いますので、一部屋や一部コーナーにでもペットが居やすい場所を少しでも造ってあげると良いと思います。

家族が増えるのですから、飼う前に、色々と準備してあげてください。

■最後までお読みいただきありがとうございます