使い方を間違っていませんか
普段何気なく使っている家のあれこれの中で、使い方を理解せずに何となくご使用になっている物はありませんか?
一つ二つはあるかもしれませんよね。
それにしても、
取り扱い説明書に一度も目を通していないのではないですか?
使えているつもりになってしまっているかもしれませんよ!
■取扱説明書で読むべきところ
1 やってはいけない使い方を知る
電源周りを塗れた手で触れてはいけないというのは電化製品の基本ですので、取説を読まなくても皆さんは自然と避けていると思いますが、同様に危険な使用方法であったり、近くに置いてはいけない物であったり、避けるべき行動が記載されている事があります。
基本的な事であることが多いので、
読まなくても避けている事が多いですが、たまにお見掛けするのが先日も取り上げた「熱湯をそのまま流してしまう」ケースです。
やり続けると配管などを損傷させ、漏水など甚大な被害になることがあります。
2 お手入れの方法や頻度を知る
取説の中盤から終盤に記載されている事が多いのがお手入れに関する項目です。
ほとんど全ての物について、お手入れは必須ですので、
どんな方法でどのくらいのペースで実施する必要があるのかを必ずチェックしておきましょう!
手入れをやるかやらないかで耐用年数が変わるだけではなく、手入れをしなかったことで起こる不具合の回避につながり、プロによる手入れや修理を依頼することになれば安くない費用も掛かります。
ちなみに、最もお手入れをしていただきたいのは、浴室周りです。
浴室の清掃は毎日実施されているとは思いますが、
追い焚き配管や給湯器の手入れはなかなか実施されていません。
故障の誘発だけではなく、清潔なお湯を使う為にもこれらの手入れは欠かせません。
特にエコキュートを設置している場合は頻繁に実施するのが望ましいです。
3 便利な使い方を知る
危ない使い方、しなければならないお手入れ、に次いでは、
その機器などに備わっている機能を知ることがお勧めです。
基本的な機能さえ使えればいい、
とお考えの方もいらっしゃるでしょうが、
最近の機器はとても賢く、とても便利です。
家事負担の軽減や機器の耐用年数を伸ばすことにつながるような便利機能もございますので、どんな機能があるかだけでも確認してみてください。
4 故障したらどこに相談するか
最近の機器は高性能になり過ぎているため、業者では修理できないケースが増加しています。
機器本体の故障や消耗品の交換などは、基本的には製造メーカーのメンテナンスに依頼することになります。
その連絡先が取説の最後の方に記載されています。
その際、保証期間内であれば、料金は無償、または控えめ、で済むかもしれませんが、期間外ですと、部品代、工事代、出張料、諸経費などが掛かります。場合によっては、一度、現地調査をしないと修理方針が決まらないということもあります。
5 使い方で暮らしは変わる
どんなに性能が高い物であっても使い方を知らなければ、その能力を発揮することはありません。
一方で、誤った使い方や手入れを怠ったことで、耐用年数を著しく縮めてしまうこともあります。
取り扱い説明書を熟読してくださいとは言いませんが、
一読くらいはしておいた方が良いのは間違いないです。