家を大切にすることを教えていますか
壁の低い位置に額縁やポスターを張っているご家庭はありませんか?
なぜ、こんな所に飾っているのか・・・、
そう、裏に隠したいものがあるからですよね!
だいたいは、壁の穴が隠されています。
誰が、どんな理由で開けてしまった穴かは分かりませんが、怪我の危険性もありますので、くれぐれも穴は開けないようにしましょう!
■家は大事にする価値は無いのでしょうか
1 人生最大の買い物なのに・・・
家をヒョイと軽い気持ちで買える方もいらっしゃるでしょうが、
35年の住宅ローンを借りて、親御さんからの援助を受けて、コツコツと貯めてきた貯金で、家を建てた方がほとんどだと思います。
人生最大の買い物ですよね。
しかし、その割には、建てた後は放置されがちなのが不思議です。
そのため、自ずと、中古住宅の市場価値は下がることになり、
古い家には価値が無いという評価になってしまうのだと思います。
誰だって手入れがきちんとされていない古い家に高いお金を払いたくないですよね。
自分の手で自分の資産価値を下げてしまっているのが現状です。
2 物を大切にしなさいと家で教えていますか
学校では基本的には国語や算数などの学問を学び、
食事の作法、言葉づかい、生活態度、人付き合い、などはご家庭で学ぶことになると思います。
そうした家庭での教育の一つとして、
「家(住まい)」のことも教えてあげてください。
例えば、
冒頭のお話しのように壁に穴を開けてしまうと、プロに依頼することになるので簡単には直せないよ、とか、
敷居は交換できないから踏まないように、
とかの注意事項から、
各所の掃除のしかた、手入れのしかた、
家を建てる上での大切なポイントなどもご自身の経験を基に色々と教えてあげられると思います。
3 誤った使い方は早めから教えた方が良い
先日の記事にも書きましたが、
キッチンの排水口にパスタの茹で汁やインスタント焼きそばの湯切りなど、熱湯をそのまま流している方がいる、
という驚きの事実があります。
冷静になって考えれば、
沸騰したお湯を樹脂製の配管に流せば、どれほどのダメージを与えるかは想像が付くと思いますが、排水管は目で見えないので、
まさに、見て見ぬフリをされてしまっているようです。
他にも子どものうちに誤った使い方について知っていれば、
習慣として絶対にやらないようになると思います。
4 家の掃除は誰かがやってくれている
きれいな家で暮らせるのは、誰かが掃除をしてくれているからです。
自動掃除機能があちこちに付いていますが、
ロボットたちが全てをきれいにしてくれる時代はまだ少し先ですので、ご家族の誰かが掃除してくれています。
これは当たり前のことではないですよね。
もしも、家中の掃除をプロに依頼したとしたら、年間でいくらの費用が掛かるか分かりません。
ですから、そのことをしっかりと教えてあげてください。
我が家では、家族で掃除を担当制にしてます。
最初は簡単なところから、少しずつレベルアップしていきます。
自分で掃除をするようになると、自然と家を汚さなくなっていきます。
なぜなら、後で自分が大変になるからです。
そして、自分が家事の一端を担うことで気づきも増え、日々、家事をしてくれているご両親に自然と感謝の気持ちも芽生えてくると思います。
5 背中を見せなければならなくなる
子どもたちに教えていくには、
まずは大人が実践出来ていなければなりません。
自分がやっていないことを子どもたちにやらせることなんて出来ないですよね。
ですから、
自然と大人たちも家のことに向き合うようになると思います。
よく見てあげると、
気になることって色々とあると思います。
そうすると、自然とお手入れする方向で行動していくようになるのではないかと思います。
家に関心を向けること、子どもたちに家の大切さを伝えることなどを苦痛に感じるようなら、持ち家ではなく、賃貸住宅を転々としていった方が気が楽なのではないかと私は思います。
「家なんて住めれば良い」
というのも一つの考えなのですから。