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結婚する・しないと持ち家の関係

家を買う理由って何でしょうか?

現代では、持つ理由と言うよりも、
持たない理由の方が大きいかもしれませんね。

住宅の所有と同じとは言えませんが、
現代の「結婚」についても、する理由よりもしない理由の方が大きくなっているように感じるのには何か共通点があるのでしょうか?


■結婚と家の関係はあるのか

1 単身世帯で家を購入する理由

分譲マンションには、元々、単身世帯向けからファミリー向けまで様々な大きさタイプがありますが、近年では、戸建て住宅においても、平屋建てなどのコンパクト住宅が普及し、幅広いニーズに対応出来るようになっています。

そのため、
持ち家=ファミリー
という構図は当てはまらなくなりました。

ですから、
家族が増えるかどうか
が購入理由ではなく、
経済的な理由や将来の安心などが理由として挙がるのではないかと思います。

ただ、現実的には、
単身世帯で戸建て住宅を購入や建替え、リフォームをする割合はとても低いと思いますので、ご結婚する方々の数が減ると私たち工務店の仕事は減っていくことになると思います。

2 持ち家がある人は安定しているのか

交際相手やお見合いのお相手が不動産を所有していた場合、
昔なら、3高(高学歴、高収入、高身長)に匹敵する好条件の一つだったかもしれません。

現代では、どうでしょうか?

少なくとも住むところがある、
ということがデメリットになることは少なそうですが、
それでもデメリットを挙げようとすれば、
住宅ローンと言う借金を抱えている
とも考えられるかもしれません。

住宅ローンがあったとしてもご自身の将来のことについて考えている人、
ではあると考えられませんかね?

3 少なくとも、周りは安心するかもしれない

結婚を意識するような交際相手のことはお付き合いの長さにもよるでしょうが、お互いにある程度の理解は深まっていると思います。

しかし、ご家族や周囲の方々から見れば、容姿や年齢、勤め先など表面的な部分しか見えてきません。

そうした中で、家を持っているということは、どう映るでしょうか?

所有している不動産の内容にもよりますが、
概ね、良い側の評価になると思います。
「将来のことを考えている」
「安定的な考えを持っている」
年齢が上に行くほど評価が上がっていくような気がします。

何とか、持ち家のメリットも絞り出してみました。

■結婚も持ち家もリスクに見える人はしない

1 リスクを負いたくない

何でもコスパ、コスパ、と言われる時代、
ハイリスク・ハイリターンを選ぶ方が少ないのはまだしも、
ローリスク・ローリターンですらリスクがあるとして敬遠されている、
ということを聞いたことがあります。

それなのに新型NISAなどの投資に飛びつく様は不思議でしかありませんが、
とにかくリスクは多少でも負いたくないという風潮を感じます。

この世にリスクを負わないで得られるリターンというのものがあるのかは私には分かりませんが、
波風を立てずに現状を維持し続ける
ということでさえ、
今はまだ見えないリスクがたくさんあることをいずれ知ることになった時にどう感じるのでしょうね。

2 リスクよりもリターンが上回っている

お金の増減でしか評価されない投資とは異なり、
人生のリスクやリターンと言うのは明確な指標は無いと私は思っています。

しかし、リスクばかりに注目していると、
リターンを感じにくくしているのではないかと私は考えています。

世界の幸福度ランキングと言うもので、諸外国の中で日本がかなり低い順位になっているのにも、ここの所に何か理由があるような気がします。

「幸せ」って人それぞれ、
なんて良く言いますが、本当にそう思います。

3 一度の失敗で立ち直れなくなっていませんか

誰かの失敗談に溢れた現代では、
誰かの経験をさも自分の事のように感じ、先回りして避けていくことが常態化している印象があります。

失敗しない方が良いに決まっているのですが、
失敗してもやり直せばいいんじゃないの、
とも思っています。

それは、今ある私は過去の大小様々な失敗が貴重な経験として糧になっていると感じているからです。

そんなことを言われても・・・、
きっと読んでいる人はそう感じるでしょうが、
私には日本の人口が増えていくために何かが出来る訳ではないので、せめて記事にするくらいしか出来ません。

人口減少は、建築業界の衰退の最も大きな要因となりますので、
多くの方々が安心してご結婚、ご出産され、
安心して住宅を建てられる社会にしていってほしいものです。

■最後までお読みいただきありがとうございます